体がガチガチになっていると、
文体や発想もガチガチになる。
だけどガチガチになってる時はその自覚がない。
深呼吸できるか。手首や足首はユルユルか。
手の指や足の指はフニャフニャにできるか。
出来てないなら、どこかがガチガチになっている。
専門家にかかるもよし、
マッサージを受けるもよし、
単に銭湯に行くもよし。
全身の筋肉や筋膜をゆるめて、深い呼吸を取り戻そう。
そうしたら、
「この文体、力んでるな」とわかる。
フニャフニャの自分との差分で体感できるからね。
もちろん力の入ってるところは、力んだ文体でよい。
でもそうじゃないところを力んでるなら、
文章が下手だってことだ。
力む、脱力、力む、脱力。
脚本が全ての感情で緩急するには、
まず自分の緩急が出来てなければならない。
その緩急を見極めるために、一回風呂入れ。
風呂でも足りないなら銭湯にいけ。
三日連続行けば結構ほぐれる。
脳に血がちゃんと回って、自律神経も整う。
肩こり、首こり、腰痛などは、
まず銭湯で全身ほぐすところからだ。
ガチガチは視野を狭くする。
広い目で世界を、自分のホンを、自分の言葉を見直せ。
僕は城戸賞に応募する直前に、
たっぷり風呂に入って、
11時間寝てから見直した。
結果、あらすじがガチガチだったことに気づき、
情報を整理しなおした。
800字に詰め込みすぎたらガチガチだ。
もっと分かりやすく、読みやすくするには、
情報の量を落として、文体を柔らかくして、
質をあげなければならなかったのだ。
ガチガチな時には気づかないことを、
ユルユルの時に気づこう。
とくにオッサンになってくると、
体の柔軟性は失われてゆき、
各所が凝り始める。
普段ガチガチなのは宿命としても、
脚本を書いてる時だけは、
赤ちゃん並みのフニャフニャでいることだね。
2024年08月13日
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