逆に僕の立場から、
プロユースのカナ配列は何がいいか議論しよう。
一番おすすめは、当然だけど薙刀式。
自分の用途、
脚本、小説、日々のブログを書き続けられるのは、
薙刀式によるものだ。
長文を書くのに向いてる。
たぶん指の運指距離が短い。
同時打鍵で1モーラ1アクションなのが、
思考をスッキリさせる。
連続シフトなのでダラダラ書ける。
BSがすぐそばで、書いたり消したりが楽。
編集モードの充実で、
記号系が楽に打てるし、
コピペが楽だし、
マクロも使いやすい。
一稿を書き終えた後、
あーでもないこーでもないと、
試行錯誤するのも便利。
これがあるので僕はほとんどマウスを使わない。
数10ページ先を参照するときに、
ホイールスクロールを使うくらい。
(小説なんて何百ページもあるしね)
30キー+スペースキーだけで、
最後まで執筆できるのが完璧だと思っている。
あ、修得難易度がカナ配列の中でも相当低い
(一二を争うといってもよい)のもいいよね。
第二候補は新下駄配列。
習得難易度は薙刀式の倍くらいはあると思うけど、
マスターしてしまえば清濁別置の高速打鍵が可能になる。
プロだから練習時間が取れないよーと言う人もいれば、
プロだからこそじっくり最強を練ると言う人もいるだろう。
その後者向けかな。
配字は統計に基づいているから癖がなく、
どんなジャンルでも平均的に速く書けるはず。
キーボードを選ばないのも良い。
プロユースとして見ると記号類が足りないが、
薙刀式の編集モードを丸パクリ可能なので、
それで済むかもしれない。
第三候補は飛鳥だ。
新下駄に比べれば癖のある配字だと思われるが、
同じく清濁別置の合理があろう。
ただ親指シフト系列なので、
親指キーがFJ直下にあるキーボードを使わないと打てない、
という意味で新下駄より減点した。
記号類や機能系まで含めて配列内に入ってるけど、
実際に作者は使ってないと思われる。
デフォルトの記号機能系よりはマシだろうが、
結局小指に集めてたら、
小指を痛めること必至。
3キー同時で人差し指中指中心にもってきた、
薙刀式の編集モードをパクればいいと思うよ。
連続シフトはダラダラまったり書ける。
同時シフトってどうしても急かされてる感じになるのよね。
そうじゃない速度の思考の時も、
実戦にはあるのよね。
第四候補はシン蜂蜜小梅。
新下駄、飛鳥の修得難易度に比べれば全然楽。
薙刀式よりはちょっとかかる。
運指効率はよい。
配字方針は薙刀式と結構真逆なところが多いと思われる。
街乗りにいいよ、と作者の141Fさんも言ってるので、
ちょうどいい感じに使える配列かも。
ただ飛鳥同様キーボードを選ぶため、
一段低い評価とした。
第五候補は月配列。
打鍵数の多さは気になるものの、
qwertyローマ字より全然マシ、
ということを考えれば、
修得難易度の低さも込みで、
まずは手を出すのに適しているかもしれない。
ただ、長文はどうなんだろう。
使用例を聞かないので、
やっぱ指が疲れるわーになるかもしれないので、
保証の限りではない。
第六候補は親指シフト。
配列の効率性の微妙さ、キーボードを選ぶなど、
上の配列たちから見れば劣るが、
何より「有名作家がかつて使っていた」満足感に浸れる。
文房具や普段使いの道具には、
そういう思い入れも重要なので残した。
思い入れ以外の合理的観点からは、
入れなくてもいいくらい。
つまり、僕の評価は「プロユースでは使えない」レベル。
第七〜n候補は省略して、
末席はqwertyローマ字。
あらゆる新配列にくらべて、
どんな評価スコアでも最低ランクを叩き出す、
世紀の劣悪配列。
何の反省も改良も顧みられることもなく、
のうのうと標準の座にいるため、
どのPCでも使えるのが利点。
だがこの標準は、
共産主義の標準支給品と同様、
生活最低ラインだと思った方がよい。
標準運指での運用はお勧めしない。
プロユースでは確実に指を壊す。
だから独自運指の必要がある。
その歪んだ姿勢は、果たして健康かね?
正しい思考は正しい姿勢から生まれる。
歪んだ姿勢で正しい思考をしてたら、
どこかに無理が来るよな。
まあそれでも無課金おじさんみたいに銀メダルを取れるかも知れないので、
情弱はせいぜい頑張ることだ。
銀メダルを取れる確率程度には役に立つだろう。
むしろ、課金しなくても配列は変えられる。
全部無料だぜ。
マスターする努力(一ヶ月程度)のコストを払うだけで、
qwertyの効率は3倍くらいになるだろう。
プロがqwertyを使う意味がわからない。
もっといい道具をつかいなはれ。
三輪車でキャノンボールに参戦するつもり?
2024年08月12日
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