今東京は超大型台風7号が接近中だ。
朝ものすごい横殴りの雨が降って、
一瞬止んだので昼飯に出かけた。
時間ごと天気予報によれば、
これから激しくなるらしい。
夜にかけてもひどくなるそう。
で、今その、「嵐の前の静けさ」で、
なかなかその感じいいよね、という話。
空は暗い。風が強くなってきた。
台風を予測して臨時休業の店ばかり。
雨は降ってないが、傘を持ったままの人が小走りに急ぐ。
そしてそもそも街に人は少なく、じっとこれからに備える感じ。
台風のようなクライマックスの前に、
こうした「静かなのだが嵐の予感」みたいなシーンがある映画が、
僕は好きだなあ。
怒涛の勢いのままクライマックスに突入してもいいんだけど、
「最後の静かなシーン」みたいなやつ。
風魔の10話はそういう狙いでつくった。
ウイングマンで、最終決戦に出かける前の主人公が、
親友たちの枕元に一つずつヒーローのソフビをそっと置いていく話があるんだそうな。
同じ気持ちだよなあ。
そういえば、ターミネーターのラストシーンがそうだった。
T2なんかよりずっと好きなあのラストシーン。
いつも大事な仕事の前には、あの会話を脳内でやってる。
城戸賞に出した脚本で、
ラストバトルの前に10行ほどの無言のシーンを入れた。
流れを断ち切るか心配になったんだけど、
今は入れて良かったと思ってる。
2024年08月16日
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