2024年08月16日

【薙刀式】再変換時も単文節と複文節でアンドゥ回数が異なった

単文節と複文節で状態遷移数が異なる、
というMS-IMEの仕様ていうかバグ。
再変換時も存在した。


今の興味は、
再変換をしたときに、
その範囲ごと消去できる機能が欲しいということ。

通常の入力における「入力キャンセル機能」が、
再変換時にも欲しい、ということだ。
(ちなみに再変換時に入力キャンセルを押しても、
再変換前に戻るだけで、手動で消す必要がある)

で、再変換時は、
ESCでなくアンドゥならば、
選択した状態に戻ることができることが分っている。
これが3回の時と4回の時があることが分っていて、
何が違うんや、と思っていたのだが、
これが単文節と複文節の違いだと、
気づいたのでメモしておく。


ある部分を選択して再変換する。
候補ウィンドウが出た状態になる。

単文節の場合
アンドゥ1回 ひらがな状態に戻る
アンドゥ2回 確定状態に戻る
アンドゥ3回 選択状態に戻る

複文節の場合
アンドゥ1回 注目文節のみひらがなに戻る
アンドゥ2回 全文節ひらがな状態に戻る
アンドゥ3回 確定状態に戻る
アンドゥ4回 選択状態に戻る

と、挙動が異なるようだ。

この違い、必要かなあ?
逆に何に使うんだろう?

僕らは今入力したものが、単文節か複文節かを意識していない。
単語までは認識しているだろうが、
「単語までは」と書いたとき、それは単文節なのか複文節なのかは、
IMEの解釈次第だと思っている。

ちなみに今やってみたら単文節でした。

単語/まで/は なのか、
単語/までは なのか、
単語までは (これが今回の正解)なのか、予想できないよね。

こうした「(機械にはクリティカルだが人間にはそうでもない)文節を、
人間は意識してものを書いているわけではない」
ことについて、
IME設計者はどのように考えているのだろう?

その意識外にあることについて、
3と4を使い分けることはとても困難だ。
マクロでアンドゥ×3と4の2キーつくることは可能だけど、
それを人間が咄嗟に使い分けることは出来ない。


僕は、書くか、消すか、修正するかをしたいだけだ。
そんな簡単なことに対して、
簡単な操作で対応する機能がないのは、
もはや日本語の道具として、
なってないのではないだろうか。


英語ならば、空白と改行記号で区切られた単位で、
Ctrl+カーソルで移動可能で、
Ctrl+Shift+カーソルで選択できる、
という明確なルールがある。

日本語はそうではないからややこしい。
構造が違うからね。
じゃあ、日本語の構造に適した入力法、
修正法があってしかるべきなんじゃないのか。
それをIMEが提供するべきなんじゃないのか。

それが出来ていない時点で、
日本はMSの軍門に下っているんだよな。

(現在日本語IMEの開発と保守は中国にあるそうだ。
まあ何もやっていない。
僕らが中国語のIMEの開発と保守をやってくれ、
と言われても特に何かをアクションすることはないだろう。
それくらい外国語なんてどうでもいいし、
下手に触るのは怖いしで)


こういう細かい要望は、
数として発生しにくい。
言語化が難しいし、検索可能な形をしていないし、
メモしておかないと忘れてしまうような、
とても小さな棘だからだ。

でもそれが入力効率をすこしづつ下げ、
イライラを蓄積させている事実は変わらない。

僕は政治がよくわからないが、
MSの日本語IMEの開発をどこに戻せばいいのか、
どうやったらできるのかは分らないので、
分る人がんばってくれ。

ATOKやGoogle日本語に変えればいいのかね。
そこらへんがどうなっているか、
使って調べるしかないのが、厄介なところだ。
posted by おおおかとしひこ at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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