Twitterから。
> ラピッド・トリガーのようなアナログ機能は、同時押しや相互シフト多用する日本語入力(新下駄や薙刀式)だと意外と恩恵があるはず
そうかな? 考えてみよう。
磁気検知式のラピッドトリガーは、
アクチュエーションポイントを持たない。
どこか下に押し込んでから上にリリースすれば、
アクチュエーションと認める。
もちろん半ばにアクチュエーションポイントもあるが、
離しのときにアクチュエーションよりも上にいても、
押したと認める方式である。
連打が多いゲームで有効と言われる。
浅い連打でもOKになるからだ。
つまりラピッドトリガーは、
「浅く打ってもOKなスイッチ」
とざっくりまとめられる。
(ショートストロークだと常に底打ちして痛いが、
ディープストロークなのでそれもセーフ)
文字入力において、
同時打鍵を使う配列は、
押下圧が軽いほうが有利といわれる。
しっかり押さないと二つを押したことにならず、
しっかり押すのは重たいキーだと負荷が大きいからだ。
押下圧が軽いと、
ちょっとした打鍵でもアクチュエーションするため、
二つを押すという動作では、
軽いほうが楽。
逆に、重たい押下圧で同時打鍵はしんどい。
ラピッドトリガーを使うとどうなるだろうか。
カスリミスを考えなければ、
アクチュエーションを浅くできるため、
より楽だと考えられる。
高速に撫で打ちするのには、向いているかもしれない。
まあただ、今の僕の撫で打ちに特化した、
30グラム摩擦最小のスイッチと、
ドーム型かつ凸球面の撫で打ち専用のドームキーキャップで、
全然いけていると思うんだがね。
そもそも押下圧が軽く、
摩擦が少ないためすぐ沈むので、
「アクチュエーション手前でオフにしてしまい、
認識しなかった」というミスはほとんどない。
なので、ラピッドトリガーは、
浅く打てることが利点ではあるものの、
楽になるとすると総仕事量くらいかしら。
慣れてくると、
同時打鍵をミスることはほとんどない。
同時打鍵と単打2打を区別しきれない、
という混同のほうが大きくなる。
それって、離しのほうが押しよりも難しい、
咄嗟には押せるが、
咄嗟には離せない、
という指の構造の問題だと思っている。
だからロールオーバーしちゃうのよね。
ラピッドトリガーで、
ロールオーバーしてしまいがちな二連接が、
分解しやすくなるとはあまり思えないのだが、
実際それを使っている人で、
同時打鍵方式を使っている人がいたら、
感想を聞きたいところだな。
自キ界隈では、磁気式に注目はしているものの、
自作することはわりと大変なので、
あまり盛り上がっていない。
コストに対して、パフォーマンスが有効なの?
という疑問があるからだと思う。
同時打鍵配列がよりよく打てるなら、
配列勢には朗報だとは思うが、
そうなん?という疑問のほうが大きい。
というわけで誰か人柱になって……。
30グラムでロウスタッガードじゃないやつが出たら、
試すわ……。
2024年08月17日
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