ことに気づいた。
縦書きでずっとやってきたものだから、
「続け字で書くと楽に速くなる」ことを、
身をもって体験している。
古文書のようにミミズがのたくった、
ぐねぐねの曲線だ。
ところがこの技は、
横書きだと通用しないのだ。
日本の文字は、
左上あたりから書き始めて、
縦に流れて、
右下あたりで終わる文字が多い。
これが縦書きだと調子よく下にいける。
縦に中心線を合わせればうまくいく。
横書きだとなんか調子狂う。
水平線を合わせても続け字にならないからだ。
横書きだと手の動きが縦、右下から次の字の左上、
とジグザグになって面倒だ。
日本語は背筋を伸ばして、
縦書きで縦の中心線を合わせると綺麗に続け字ができる。
武術的には丹田が決まるのよ。
逆にいかに背筋を伸ばしても、
横書きで文字の水平中心線を合わせても、
続け字ができないし、
水平方向と背筋が関係なくて、
丹田が遊んでしまう。
日本語を破壊したいならば、
横書きを強制することだ。
そうしたら手書きが面倒になり、
文字を書かなくなるだろう。
もし手書きが苦手な人がいたら、
書き順をちゃんとした上で、
縦書きをやってみたらどうだろう。
書き順をちゃんとする理由は、
続け字をしやすい順だからなんだよね。
筆運びが最小経路になるようにできてる。
印刷文字も、
僕は横組より縦組のほうがきれいだと思うな。
まあつまりは、
横書きでちょいちょい英語を入れ込む文章は、
日本語になってないヘンテコ語なわけさ。
そんなのをタイピングしてても、
楽しくないだろって思う。
字の本質から外れてることをやっても、
辛いだけだと思うんだよな。
字が本来置かれた使われ方をするほうが、
いいに決まってる。
僕はタイピングゲームが横書きなのに、
納得がいってない。
パッと読めない気がする。
慣れの問題かもしれないが。
縦書きの続け字の感覚を、
薙刀式はとても意識している。
そんな配列ほかに聞いたことない。
そもそも縦書き専用配列すら唯一?かもねえ。
2024年08月25日
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