2024年08月25日

【薙刀式】そういえば俺、手書きで横書きをほとんどしない

ことに気づいた。


縦書きでずっとやってきたものだから、
「続け字で書くと楽に速くなる」ことを、
身をもって体験している。
古文書のようにミミズがのたくった、
ぐねぐねの曲線だ。

ところがこの技は、
横書きだと通用しないのだ。

日本の文字は、
左上あたりから書き始めて、
縦に流れて、
右下あたりで終わる文字が多い。
これが縦書きだと調子よく下にいける。
縦に中心線を合わせればうまくいく。

横書きだとなんか調子狂う。
水平線を合わせても続け字にならないからだ。

横書きだと手の動きが縦、右下から次の字の左上、
とジグザグになって面倒だ。

日本語は背筋を伸ばして、
縦書きで縦の中心線を合わせると綺麗に続け字ができる。
武術的には丹田が決まるのよ。

逆にいかに背筋を伸ばしても、
横書きで文字の水平中心線を合わせても、
続け字ができないし、
水平方向と背筋が関係なくて、
丹田が遊んでしまう。


日本語を破壊したいならば、
横書きを強制することだ。
そうしたら手書きが面倒になり、
文字を書かなくなるだろう。


もし手書きが苦手な人がいたら、
書き順をちゃんとした上で、
縦書きをやってみたらどうだろう。
書き順をちゃんとする理由は、
続け字をしやすい順だからなんだよね。
筆運びが最小経路になるようにできてる。

印刷文字も、
僕は横組より縦組のほうがきれいだと思うな。

まあつまりは、
横書きでちょいちょい英語を入れ込む文章は、
日本語になってないヘンテコ語なわけさ。

そんなのをタイピングしてても、
楽しくないだろって思う。

字の本質から外れてることをやっても、
辛いだけだと思うんだよな。
字が本来置かれた使われ方をするほうが、
いいに決まってる。


僕はタイピングゲームが横書きなのに、
納得がいってない。
パッと読めない気がする。
慣れの問題かもしれないが。


縦書きの続け字の感覚を、
薙刀式はとても意識している。
そんな配列ほかに聞いたことない。
そもそも縦書き専用配列すら唯一?かもねえ。
posted by おおおかとしひこ at 10:41| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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