2024年12月05日

上達のコツは、言語化すること

どんなものでもそうだと思う。
自分が何かをうまくなりたかったら、
自分の言葉で言語化することだ。


スポーツや体を動かす技能は多分そうだ。
言葉を使わない分、
なりでやってしまって、流れてしまう。
それを言葉でとらえなおし、
整理しなおすと、
上達するのが速くなると思う。

それは、他人の言葉じゃなくて、
「自分の言葉」であることが大切だと思う。
他人の言葉でどれだけ説明されるよりも、
自分の言葉で、
「〇〇とは〇〇のことだったのだ!」
と分かるほうが、万倍効くと思う。

僕がこの脚本論を書いているのは、
つまりは、
自分なりの言語化のリストだったりする。
これを書くことで、
自分が分かったこと、
これはこうだと思ったことを、
どんどん記録して、吐き出している、
ということになる。

まあ、何もないよりかは誰かの役に立つだろう、
と思って公開しているが、
ほんとうに役に立つかは分からない。

なにせ、
結局上達するのは、
「あの時〇〇と言われたことって、
今自分の言葉でいうと、〇〇ってことか」と、
翻訳がうまくいかないと、
ステップを登れないと思うんだよね。

簡単なことならば、
他人の言葉通りにやればいいと思うけど、
難しいこと、再現不可能なことなどは、
自分の言葉に翻訳して、
「自分ができる」という範囲にしなければならないと思う。
なので、
いくら他人の言葉を守ってもしょうがなくて、
自分なりに体得する必要がある。
それを自分の言葉で整理しなおせたときに、
ようやく「自分のものになった」と言えるのではないだろうか。

なので、こんなブログを読んでいる暇があったら、
さっさと自分で書いて、
自分の言葉で整理しなおしたほうがいいのだ。
もちろん、
自分の知らない領域があるだろうから、
それは他人の言葉を入れて、
そういうものがある、と知っておくことは大事だけど、
それをやってもいないで、他人の言葉だけで判断するのは、
単なる童貞と同じだ。
自分がやってみたうえで、
「こういうことだぞ」と自分がわかることのほうが、
知識だけの人よりも上だと思う。

なぜなら、
脚本というのは、スポーツのように、
「体を動かすこと」に近いと僕は思うからだ。

自分の思うことだけを書いていては、
脚本は書けない。
あるルールというか法則に従って書かないと、
ストーリーにならない。
それは一体どのようなものなのかを、
言語化することが、
脚本論ということだ。

つまり、
究極的には、
あなたなりの脚本論が出来ないと、
脚本なんて一生書けないんだよね。
posted by おおおかとしひこ at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック