2024年09月07日

【薙刀式】タイピングへどれだけのコストを払っているか

で考えるといいと思った。


qwertyをやめるべきだ。ロウスタッガードをやめるべきだ。
その結論は、
何がしかの左右対称キーボードと、
合理的な新配列を使うべきだ。

この人は、自作ロウスタッガードと、大西配列を使う。
決別を選んだわけだ。
https://note.com/mina_root/n/nfc2a7139f48d
(qwerty配列をやめろ、のつづき)


qwerty+ロウスタッガードは、
タイピングコストが高いと僕は思う。
指の運動としてバラバラであちこちに飛ぶ運指、
弱い指に負荷を負わせ、強い指を放置しているバランスの悪さ、
速くなりたいなら、最適化などを考え続けなきゃいけない改良コスト。

それは、「考えること」を100として、
無意識とはいえどれくらい体に負荷をかけるのだろうか?

僕個人は、

考える99+手書き1
考える95+薙刀式と自作キーボード
考える90+薙刀式とロウスタッガード
考える65+フリック
考える40+qwertyとロウスタッガード

だ。

道具がよくなくなるほど、
同じことをやっていても考える比率が減って来る。
余計な作業に時間と脳を取られ、
考える時間や質が下がって来る。
だからqwertyやロウスタッガードはくそだ。

qwertyの40を80くらいにするには、
おそらくとても努力しなければならない。
やったことないので分らないが、
ちょっとやってみて無理だと分ったので新配列に達したくらい、
僕には困難だと思えた。

ほんとうは統計を取りたい。
1000字(変換後)/10分の自由文を書くゴールに対して、
どれくらいの努力が必要なのか、定量的なデータを取りたい。

出来るなら、
書いている最中の脳のリアルタイム画像なんかも見たい。
考える所と書く作業の運動とが、
どういうバランスになっているのかを見たい。

薙刀式とqwerty比較でいうと、
qwertyは努力が必要で、
書いている最中も頭を邪魔する。
10対60くらいの大きさで。

そこにコストを払い続ける理由がない。
だからqwertyとロウスタッガードはくそだ。


そこにコストを払い続ける理由は、3つある。

ひとつは無知だから。知らないから。怖いから。
ふたつめは戻れなくなる恐怖。
みっつめは今後も安定してqwertyと距離を置けるかの安心感。

ひとつめは知ればよい。

ふたつめは、qwertyとその他は共存できることが分っている。
新配列をマスターしたあと、一時的に能力は下がるが、
半年や一年単位で元に戻ることが知られている。

みっつめだけが心配だ。
ただ、一度新配列の良さが分ってしまったら、
それを捨てる人はいないだろうということを、
僕は期待している。
つまり、
「何らかを出来る誰かが、維持してくれるだろう」という、
希望的観測である。

自作キーボードのqmkは誰かが維持するだろう。
そうでないファームウェアに移行するかもしれないが、
それも誰かがメンテしていくだろう。
WinやMacでないOSになるかもしれない。
キースイッチやキーキャップも変わるかもしれない。

しかし、人間の10本の指の構造は変わらないため、
指でたくさんのキーを押して文字を入力することは、
変らないと思う。
だから、
一旦それがよいものだと分かれば、
それは残ると思う。

親指シフトはよかったが消えたか?
メーカーが生産を打ちきっただけで、
消えていない。
民間でソフト的に維持している人がいる。

物理はやりようがないので、
3Dプリントや自作ハードで再現しようとしている人もいる。
(ちなみに僕は親指キーだけ3Dプリントで再現しています。MX軸のみ。
今後東プレ軸で分割リアフォ用の親指キーを頒布してもいいけど、反響があまりないなー)


よければ誰かが維持するだろう。
維持しなくても、
よければ誰かが復活させるだろう、
と楽観的に見ている。

そこは投資でもある。
投資しなければ、良いとは思われない。
誰かが決めたよいものを、誰かが維持しているのに、
乗っかるだけでは、qwertyと変わらんだろと。


僕は人類の本質は戦いだと思っている。
喧嘩じゃなくてもいいから、主張のしあいだと。
しあいして、揉んでいくことが、人類の本質だと思っている。

いま、qwertyは全然揉まれていない。
だから死んでいる。

キーボードを生きた道具にするには、
生きた主張をするべきだ。

ちなみに手書き道具も百論噴出するべきだと思っている。
ぺんてるのゲルインク青ボールペンと、
三菱鉛筆HBとユニ消しゴムが僕のベスト。
紙はコピー用紙がいいね。

何がいい、これがだめだ、こうするべきだ、
というのが常に噴出している状態が、
僕は人類の健康な状態だと思っている。

最強の格闘技は何か決まっていないから面白いのであり、
〇〇です、と決まったらそれは死なのだ。


というわけで、薙刀式とminiaxe(左右分割36キー格子配列)と、
ドームキーキャップ(立体球)が最強です。
対戦よろしくお願いします。
posted by おおおかとしひこ at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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