自分が速く打てる4gram×頻度という指標が興味深い。
https://x.com/kgnwsknt_chef/status/1826613751598162332
ただこれは、
キーの位置による純粋なものなのか、
「よく打つ組み合わせだから慣れてる」のかを、
分離できてないかもね。
普通だと難しい運指でも、
よく打ってるから慣れてて、
苦じゃないみたいなことがありそうだ。
たとえばtheは、qwertyでは良くない位置にあり、
ふだん英語を打たない僕はとても苦痛なんだけど、
何年も打ってる人なら無意識に打てそう、
と思った次第。
あと大文字Iもね。
僕はシフトが苦手だけど、翻訳者とか息を吐くように打ててるかも知れない。
僕が以前調査した、
2連接900の組み合わせでは、
薙刀式でよく打つ言葉の運指が速かった。
最初からそれが速いから薙刀式にその言葉が乗ったのか、
薙刀式でよく使うから慣れてるうちに速くなったのか、
どちらか分離できないと思ったんだよね。
つまり、
「キーボードを使う前」の手の状態には、
もはや戻れないんだなと。
どうしても癖付けがあるわけだ。
タイパーというのは、その癖付をなくして、
どんな連接でも同等に打てるように訓練するのが目的だろう。
すべてのn連接が等速になるのが、
理想の完成状態に違いない。
最近タイパーの間でランダム文字がアツいのも、
配列勢とは真逆の考え方、
鍛え方を考えてのことだろうと思う。
あと気になるのは、
仮に同じ単語だとしても、
文脈に応じて速度は変わるのでは?ということ。
「指が片手4本しかないから、
片手4gramまでを最大考えれば良い」
というのが4の根拠らしいが、
ことはそう簡単ではない気がする。
定型句ならワンセットで速いとか、
自分の好みでこの組み合わせは速いとか、
その逆もありそう。
つまり僕がいいたいのは、
計算配列では、
前提条件の客観的洗い出しが、
全部は無理なんじゃね?ってことさ。
僕は英語配列をつくるならば、
大文字Iと小文字iを別キーにしたほうがいいと思ってるし、
'の位置はn'tや'mや'reなんかとペアで考えるべきだと思っている。
そうしたことの抜け漏れも全然ありそうなんよな。
カタナ式、薙刀式をつくるときは、
「どうして文字を打つまでしか配列ではないのだろう?
変換から選択や文節変更や確定、
その後の編集まで快適にしないのはなぜだろう?」
と疑問だった。
英語では変換がないとはいえ、
BSはあの位置でいいのか、僕は気になるんだよね。
あるいはctrl+カーソルやshift+ctrl+カーソルは、
英語文の編集では相当機能するので、
これらをホームポジションに入れ込むことを考えてもいいくらいだ。
(レイヤーかなー。その場合レイヤーキーをどうする?
薙刀式みたいに、DF+○みたいな3キー同時?)
そこまで視野に入れた英語配列、あるんかな。
寡聞にして聞かないが、
英語配列の情報を仕入れてるわけではないのでわからない。
タイピングゲームで最速が目的なら構わんが、
あんなのただの標準化ゲームで、
ほんとうの実戦とは異なる。
サバイバルゲームと戦争、
格闘技と戦国時代くらい違うんじゃないか。
とはいえ、
一つずつコツコツと調査が進むのは興味深いことだ。
科学はこうやってしか進歩しないからねえ。
2024年09月08日
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