Twitterでつぶやかれた以下の言葉がおもしろい。
> 関西人がマジトーンで「お前おもんないねん」ていう時は、「お前のふるまいは我々と善悪や道義、礼節などの価値観を共有しておらず、友好的に接しかねる」ぐらいの意味合いなので、強烈な拒絶の意思表示なのである。「お前の存在が耐え難い」という全思いが「おもんない」に乗っかっている
> ちょっと滑ったくらいで真顔でおもんないとか言わんよ。スッと差し出して来られたら相当な地雷を踏んだと思った方がいい
> 多分これを言う何段階も前から
> 「それおもんないで笑」
> 「いやいや、おもんないでそれ半笑」
> 「笑えんて、やめとき苦笑」
> みたいに冗談混じりで忠告された上での最後通牒みはある
> 関西人の言う「お前、おもろいやん」の意味は「貴様を戦士として認めよう」が一番近いと聞いて、なるほどと思いました
なかなか標準語にこの言葉はないな。
言葉は文化と密接に関係している。
標準語は、
「文化と言葉を切り離して、
字義どおりの意味範囲に限定しよう」
という試みである。
だから現国のテストでは、
「字義どおりの意味しか問わない
(書いてないことを答えたら×)」だし、
実際の文化では、
「字義以上の含みがある」のがふつうだ。
つまり標準語は、
表面を舐めた言語でしかないのよね。
関西人が東京に来て戸惑うのは二段階あって、
「標準語の会話って裏がないの?!」と、
「標準語の会話に見えるのに、やっぱり裏あるやん!」
なんだよね。
結局言葉通りを信用せずに、
動機や立場を読むことのほうが大事になる。
じゃあ言葉なんてあやふやだよな。
言葉は大事かもしれないが、
僕は言葉を信用しないのは、
こういうところから来ているのかもね。
セリフは嘘を常につく。
しかし、かように、
関西人の「おもろい」「おもんない」は、
存在の根幹に関わるのだよ。
だから俺はおもろい映画が好きで、
おもんない映画は殺す。
2024年09月15日
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