2025年01月09日

アクシデントを考えよう

「障害」という専門用語で考えると難しくなる。

「アクシデントが起こり、何かをやろうとしてもうまく行かない」
というパターンをいろいろ考えると良い。


たとえば、
アットランダムに。

5時過ぎたので閉まってた
土日なのでやっていない
担当者が休暇で旅行中
旅行中に仕事のトラブルで呼び戻される
風邪ひいた
腹が急に痛くなり、緊急手術
着てた服が破れた
作業中のペンキをかぶってしまった
道路工事中
停電
台風が来るため、早じまい
台風が来た
水害
地震
火事になった
大雪で電車が動かない
棚が崩れた
金がない
支払いの締め切り
親が来る
親が倒れた
子供が熱を出した
突然倒れて入院、癌がみつかる
上司のトラブル
部下のトラブル
引継ぎがうまく行っていない
好きだから妨害する
嫌いだから妨害される
売り切れ

などなど。
なんでもいいから、よくある日常ネタで良い。
「あることをしようとしたとき、
アクシデント発生でうまくいかない、
何が起きた?」という問題を自分に出して、
色々出せばよい。


ストーリーの中には、
うまく行こうと思っていたのに、
突然のアクシデントで妨害され、
それを越えようとするアクションを起こす必要が出てくる。
ハラハラポイントだ。
コンビニで買いさえすればよかったものが、
コンビニ強盗が来て買えなくなる、
という展開にしてもいいわけさ。

日常によくあるものを組み合わせてもよい。
トラブル対応をしていて時間的に間に合わない、
やっと出られた、台風で電車が止まっている、
なんて風に組み合わせてもよい。

これらのように、主人公たちがアクシデントに巻き込まれるが、
それを克服しようとしているのを、
「障害」と呼んでいるわけだ。

障害というと、もっと深刻な、大げさなものを想像するけど、
簡単に「店が閉まっている」だけでもよいわけさ。
もしデートの二軒目だったら結構苦しい展開になるよね。
そんな感じ。


そして、どの場合でも、
「災い転じて福となす」になるべきだと僕は思っている。
店が閉まってるから台無しじゃなくて、
そのまま川べりをコンビニの酒買って歩いたっていいと思うよ。
むしろそれのほうが親密になることだって全然あるでしょ。

展開とはつまり障害から起こるわけだ。
デートするのが展開なのではなくて、
デートしようとする(目的)ときに、
店が閉まっている(障害)から、
川べりに行こう(ターニングポイント)、
というのが展開なのだ。
障害は展開の種なのだ。

ということは、大げさな障害だとクリアすることは難しいから、
日常的に越えられるトラブル程度が、
一番展開しやすいよね。
あとは、日常的なアクシデントの度合いによるだろう。

忘れ物をした、充電が切れた、タクシーが捕まらない、なんて簡単なものから、
突然道が陥没して落ちた、戦争に突入した、
まで、色々なものがあろう。

何を起こしてもよい。
ただし、目的がないといけない。
「〇〇をやろうとしているのに、
〇〇というアクシデントに巻き込まれ……」
となるから面白くなる。
「なんでこのタイミングでこんなことが起こるんだよう……」
とぼやきながら前に進むのが、
物語というものだ。

コメディほど無茶で非日常なものが起こりがち。
シリアスほど日常的なリアルで深刻なものが起こりがち。
コメディだと「癌が発覚する」でも次のシーンには完治していたりするが、
シリアスだと癌になったら死ぬまで悲劇が続くだろうしな。
書いているジャンルで、深刻度合いや引っ張り具合が変って来るだろうね。
posted by おおおかとしひこ at 09:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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