さすが藤井さんだ。
配列のブラインドタッチは記憶ではなく、
身体感覚とか、身体拡張みたいな感覚で捉えている。
> 藤井 太洋, Taiyo Fujii@t_trace
> フリック入力を身体感覚に取り入れた時はスムーズでしたが、親指シフトはなかなか入りません……
脳の記憶というよりも、
身体感覚なんだよなあ。
僕は武術やプロレスの「技」みたいなもの、
と捉えていたが、
「身体感覚」のほうがより一般的で抽象的だね。
素人目には、
カナ一文字と指の身体感覚をつなげる、
までしか想像できないかもしれないが、
僕はその先の、
単語や塊と、指の動かしの身体感覚をつなげる、
ことまで考えた。
最初は2文字単位の連接だったけど、
そのうち3、5、7文字くらいまでは、
ひといきの塊として打つようになったので、
より「技」っぽくなっている。
ひとつの言葉がひとつの動き(手旗信号的な)に、
結びつけられるのが、
最終的な「配列が身についた」状態だ。
そしてそれは完成という状態はないのかもね。
すべての言葉を生涯で書くわけがないから。
だから常に「書き慣れた言葉の身体感覚」と、
「書いたことのない言葉を、身体感覚をつかって紡ぐ」
の連続が、実戦という状態だろう。
仮に、ダンスのひとつのムーブがひとつの言葉を表してるとしたら、
踊り続けて文章を書く、みたいなイメージ。
あとは、
その踊りが、省エネかどうかとか、
自分の身体感覚に合ってるか、
とかが、
配列選定において、重要ポイントになると思う。
手書きですら、
「文字を書く」というスキルは、
身体拡張のような気がする。
そんなものだと思って、
「身体になじませてゆく」過程が、
配列を自分の中に入れていく行為だ。
頭の中に一文字一文字浮べて、
それを活版印刷のように活字を一個一個拾ってくる、
というのは誤ったイメージ。
言葉単位でまとめてジャラッといくんだよね。
藤井さんはBenkeiのロジックが肌に合わず、
薙刀式から親指シフトに戻したようだが、
「身体感覚としての親指シフト」に苦戦されているよう。
僕は身体感覚としての優秀さで薙刀式を推したいが、
Winか自作キーボードのqmkなら、
オリジナルに近い挙動になると思うのだが…
2024年09月24日
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https://ostatus.taiyolab.com/@taiyo/113106837078339766
に同時判定時間30msをいじったとあるので、
おや、と思った次第。
Benkeiでそんな判定なのかーと。
一応それを受けてロールオーバーですよ、
という記事を書いたので、そこへ誘導してもらうと助かります。
http://oookaworks.seesaa.net/article/504877015.html
Benkei2では特定の組み合わせのロールオーバー加減?を設定できるようにしたいと思っているのですが、手をつけられておりません。