2024年11月07日

【薙刀式】無呼吸連打と、呼吸しながらの寝技

短距離と長距離を分けるのは、
筋肉運動より循環器系かもしれない。

スプリントは格闘技にたとえれば無呼吸連打で、
マラソンは寝技での、呼吸しながら延々続く感じか。


天キーで変換や確定のタイミングに関して、
もりやんさんと語ってびっくりしたのだが、
「何文字くらい無呼吸で書くの?」
という質問に対して、
「多くて40字(変換後)」
という答えであった。

まじか。2行(原稿用紙相当)も無呼吸で書くんだ。

その分またたまるまで呼吸して考えて、
また無呼吸連打するらしい。

煉獄(「喧嘩商売」)は無限連打だけど、
あんな感じか。
で、呼吸(か文)の限界で止まると。


僕はせいぜい5〜10字?
とくに決まってない。
なにせ僕は日本語で考えてなくて、
なにやらモワモワしたもので思考していて、
「それを日本語で表すとするとこう」
という風にひり出している感じだ。

ああ、日本語で言えばこうだな、
じゃあ次は日本語でこう続けるべきだ、
と判断して次が引き出されていく感じ。

それを無呼吸連打ではなく、
ダラダラ、ズルズルと休みなく続けていく。
(もちろん立ち止まって考えることもある)

だから、「さっさと日本語になって俺にリアクションをくれ」
と思うので、単文節変換が多い。

ひらがなでは俺の思考を日本語化したものではないから、
さっさと漢字変換して、
完全な日本語の形として姿を表せ、
そこを足場にして次を書くから、
と考えているようだ。

なので、今ある部分が未変換だと耐えられなくて、
すぐに変換確定したくなる。

薙刀式の実戦動画を見ればわかるけど、
結構こまめに変換かけてると思うんだよな。
そしてそれをさっさと確定したいので、
次を打つ、句読点確定、約物確定、エンター、
などいろんな方法で紙に定着させているんだな。

なぜならそれを足場にしたいから。

これは、彫刻とか粘土細工とか、
山登りに近い気がする。


一方無呼吸連打方式は、
小包を走って運搬する感覚だろうか。

一括変換に近いことをやってると思う。
IMEの性能でどこかで区切ることはあれ、
気持ちとしては40字一括変換ができるならそうしてよ、
と思っていると予想する。

僕は数文字単位で確定したいのと、
対照的な気がした。


おそらくこの身体感覚の対称性が、
打鍵姿勢や打鍵スタイルの対称性を、
決めているのではなかろうか。

頭の中の架空の出来事に対して、
傍の記者のように記録して、
まとまったら送信したい人と、
その人になりきってアドリブでつくりながら、
そのアドリブを記録して、
それありきで次のアドリブに進みたい人と。

そこに、呼吸の差があり、
身体の差があるような気がする。


武術においても、
腹式呼吸、逆腹式呼吸、
胸式呼吸、逆転胸式呼吸などを、
場面に応じて使い分けるものだ。
そこは流派によって考え方があって、
それによって身体の使い方が違う。

表面上に現れる運動は、
呼吸に支配されているので、
呼吸こそ鍵であるなんてモノの本にはあるが、
それもタイピングや物書きに、
通じそうな気がするなあ。

僕はダンスも楽器もやらないが、
やってる人の意見は聞きたいね。
そんな対称性があるのか、
あるとしたらどうパフォーマンスや考え方が違うのかとかね。


人間は呼吸しないと死ぬので、
どこかしらで呼吸している。
無呼吸連打は心拍数も上がりそうだな。
僕は低コストでダラダラと続けるタイプだ。
立技系にはあまりないが、八卦掌や御殿手や合気道が近いな、たぶん。
いずれも打撃系というより投げ立ち関節系だ。

というわけで僕は渋川剛気や白川先生を目指せばいいのか。



そもそも無呼吸連打って、qwertyローマ字的だな。
1カナあたり統計的平均で1.7打必要だ。

一方薙刀式は、
2キー同時、3キー同時、センターシフトを1アクションとして、
0.97アクションでよい。

(センターシフトを2打としても1.2、
全部を1打としても1.3。
ちなみにJISカナの「1カナ1打」は詭弁で、
濁音半濁音が2打必要なため、
シフトを数えなくても1.1、
全打数を数えれば1.2に落ちる。
4段と小指外を使い切ってこの効率の悪さだ)


この、
動作数のリズムと、
呼吸のリズムが合うべきなんだと思う。
posted by おおおかとしひこ at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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