2024年12月11日

【薙刀式】新配列習得の苦労

Twitterから。
> キーボードの新配列習得は、今までつながっていた回路を切って別へつなぎ直すような痛みがあるなぁ

第二外国語習得や部活の転部を想像すると、
やったことない人にはわかるかもしれない。
ここは根性で越えるしかない部分。


ただ、
「回路を切って繋ぎ直す」だと、
前の配列を全然忘れてしまうことになってしまうが、
「上書きするんだけど前のもまだ残ってる」
状態が、正確なイメージだね。

新配列が中途半端に入って、
qwertyが中途半端に遅くなる時期があり、
もう少しすると新配列が自在になってくる。

この時、qwertyのリハビリをする必要がある。
でも「回路を切った」わけではなくて、
完全に上書きされてない状態なので、
そこから戻すことはできるんだよね。

つまり、回路は一つしかないわけではなく、
回路を2個作る、が正しい感覚。


人間の注意というのは1つしか注視できないので、
まずは新配列に集中するのだが、
慣れてくると2つを同時に見れるようになってくるよ。

回路を切るイメージだと、ここまでは想像できないだろう。

サッカー部が野球部に入り、
グローブやバットに慣れるまでは、
新しい神経の繋ぎ直しが必要だろうが、
しばらくしたあと「ボールが蹴れない」ってことはない。
感覚は残ってて、
練習しなおせば元に戻る。


これを繰り返せば、
原理的には新配列を複数マスターすることも可能だ。

ただ、カナ配列同士、行段系ローマ字同士は、
混ざりやすいことが知られている。
だから、最大、
qwerty、行段系ローマ字、カナ、英語専用、
と、4つくらいは理論上行けると想像する。

僕は、
カナの薙刀式、行段系ローマ字カタナ式、
そしてqwertyと3つは行けてる
(カタナ式はしばらく触ってないので錆びてるだろうけど)
ので、
回路が切れることはないよ、
というのは繰り返し訴えたい。

(大西配列を知った人が、
qwertyを忘れてしまわないか、
とたくさん心配してるのを見るので)


おそらくだけど、
「似た原理の配列は混ざる」
という仮説だと思う。
「別の合理性のあるものは混ざりにくい」
と思われる。
行段系同士、親指シフト系列同士、月配列系同士は、
干渉しやすいだろうが、
新下駄と薙刀式みたいに全然原理の異なるものは、
混ざりにくいと予測している。

とくにqwertyは合理性がどこにもないので、
どんな合理的な新配列とも、
混ざることがないんじゃないか。
posted by おおおかとしひこ at 11:54| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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