の紹介ページができた。めでたい。
https://note.com/catfist/n/ne8b53d7ad831?sub_rt=share_pb
「行段系」という用語に誤解があるようなのでただしておく。
「行と段を指定して1カナを形成する」
以上の意味がないので、
qwertyローマ字、左右分離型ローマ字、
左右混在型ローマ字、
フリック、ひらがな表記行段系、
50音表の数字入力(か=21とか)などは、
すべて行段系に含む、
と考えるのが配列界隈の定義のようだ。
ただしふつうに行段系というと、
「左右母子分離型ローマ字」を指す。
狭義の行段系、広義の行段系、という感じ。
qwertyローマ字だって、
くぁ わ え た や う い お ぱ
あ さ だ が は じゃか 小
ざ 小 ヴぁな ま
と書いても論理的には問題ないわけだし
(ん=ななという非直感があるだけで)、
フリックを、
AKS
TNH
MYR
W
と表記してもよいわけ。
行段系は、日本語専用と、日英兼用にわかれる。
SKY配列やカタナ式は、日本語専用だ。
IMEをたとえばqwerty英語と切り替えて使う。
大西配列やAstarteは日英兼用だ。
なのでニャウ配列は、
正体は行段系ローマ字なのだが表記はカナという、
ひらがな表記行段系の一派だ。
(ひらがな表記行段系というのは、
これを指す言葉がないので今作った)
これには、フリック、ヤウ配列、よだか配列、かわせみ配列
などが属する。(よだか、かわせみは左右同時系でもある)
日本語専用(日英分離)であり、
さらにア段母音省略型だ。
なので、詳しく分類するならば、
ア段母音省略型ひらがな表記行段系
といえようか。
(日本語専用なのはひらがな表記から自明)
ん、っ、やゆよ、記号キーを設けるのは、
拡張(撥音拡張、促音拡張、拗音拡張、記号拡張)
と呼ばれるが、まあ配列図みたらわかるやろでいいと思う。
(大西配列は無拡張ローマ字の中で最適をめざした配列)
で、
これまで議論してきたことが集大成として入っている、
おもしろい配列だ。
1. 人差し指伸ばし位置にはカナを入れない
(TY不使用、ヴぁのみ例外)
2. ア段母音省略であることで、
ローマ字で最も使うAをマイナー位置に落とした
3. 清濁子音は中下に並び、半濁音は上段という、
大西配列の整理を踏襲
4. よく使うことばのモジュール化を重視
5. 外方向アルペジオを重視
6. 中指上段終点アルペジオを重視
あたりが特徴だろうか。
1、456は薙刀式の考えを、
2はヤウ配列の考えを、
3は大西配列の考えを、
それぞれ踏襲しているような感じだね。
外来音はどうなんやろ。
やや使いにくそうだが、
実用上問題ないのかを知りたいね。
ファ行が一番外来音で使うので、
ファ行が弱いとイラッとするのよねー。
あと記号がやや気になって、
<>とか;+*とかいるんかな。
qwertyの単打面(JIS)の記号部を移動したものだろうけど、
どうせ使わないし、日本語に使うやつだけ持ってきたほうが、
より良くなりそう。
(どうしてもいるならIMEオフから呼び出す前提)
まあこのへんは左手部とあわせて、
もう少し練られていきそう。
♡が入ってるのがおもろいな。
あとア段のタイムアウトは新しいアイデアで、
Google日本語入力実装ならではのものだ。
これは母音省略型では今まで考えたことがなかったので、
なかなか興味深いと思った。
(キー数が増えるけど、二重母音拡張をすれば解決はする。
たぶん気になるのはAIだけだと思う)
(追記)
AAを打つためのアイデアのようだ。
「ばあ」を打つときに、「ならば」のように子音終わりで一区切りしたくて、
そのあとに「あ」から始まるものがあるときに、タイムアウトしていると楽できる、
みたいなことだね。
さて、次の課題はqwertyとの共存かー。
qwerty…お前なぜこんなに不条理なんだ?…と、
慄然とすること請け合いだ。
2025年01月06日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック