ある熱量を持った話を書いている。
リライトしてページ数を削ったら、
熱量の総量が減った感じになっていた。
熱のマックス値が変わったわけじゃないから、
熱量は減っていないと思っていた。
しかし、
熱を感じる時間が少なくなったのだから、
最大熱量×時間の、積分が減ったことになる。
マックスは変わっていないのに、
熱量が減ったと感じたのは、
熱にさらされる時間が減ったからだ。
ということは、
リライトは、短くすることだけではマイナスになる。
短くするなら、熱量のマックスを上げなければ、
熱量保存則は成り立たない。
難しいね。
これまで考えたマックスの熱量を凝縮したつもりだ。
これ以上の熱を考えないといけないみたいだ。
ボトムをもっと落ち込ませることはできる。
冷やす部分をもっと冷やすと、
同じ時間でも熱をもっと感じられる。
時間と熱量。
双方のコントロールで、
観客の受け取る熱量(積分値)が決まって来る。
何もしていないから切ったシーンがある。
何もしていなかったのではなく、
「熱を感じて楽しんでいた時間」
だと、切ってみて分った。
リライトは難しい。
初期衝動の熱を保存するだけじゃだめだ。
もっと熱くしなければリライトの意味がない。
2025年04月14日
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