2025年01月13日

【薙刀式】エンターを日本語タイピングからなくしたい

BSとエンターは、僕のタイプカウンターによれば、
それぞれ8〜10%をうろうろしてて、最も使ってるキーだ。

BSは消しゴムや二重線だからいいとして、
エンターにあたるものってアナログ世界にないのよね。
改行は手や紙の移動と理解したとしても、
変換の確定などという作業は存在しない。
そもそも変換なんてしないし。漢直だし。

なので、できればタイピングから確定のエンターを追放したい。


変換して、確定したければ次の文字を打てば自動確定する。
それを僕は頻繁に使っているつもりだ。

だけどそれは文節や文単位として出てくるぬるっとしたときで、
単語単位で頭から出ている詰まり気味のときは、
こまめにエンターを押さざるを得ない。
なんかこれが無駄だなーとずっと思っている。

薙刀式で句読点確定や記号確定を採用しているのは、
せめてこのエンター作業を避けたいからだ。
(タイプカウンターには1回分のエンターとしてカウントされている。
句読点と記号だけを数えてその分を引けば、
実質のエンター打鍵数を導けそうだ)


カタナ式のときはN位置に単打エンターがあって重宝したが、
薙刀式ではカナが多くて無理になり、
JISキーボードの変換キーを使い、
親指エンターを採用していた。
かなり便利で押しまくってたと思う。

だけどそれが逆に親指の負荷になってたことに気づいていた。
薙刀式の親指稼働率は左右合計24%で、
それにエンター10%を上乗せすることになる。
そもそもエンターの回数をタイピングから減らせば、
負荷を減らせるやろ、と考えている。

とはいえ、
自動確定と句読点確定、記号確定くらいしか、
今の所対応策はない。


現在のVM同時によるエンターは、
USキーボードに移行しての苦肉の策なのだが、
句読点確定のイメージを利用して、
句読点位置を同時に押せばエンター、
という釘の刺し方は気に入っている。
VMが軸足になって、外へ運指が広がるイメージがあるので。
(主に外方向のアルペジオイメージかな)

FJがホームでそこが軸足だと思うと、
下段が活躍できない気がする。
なので軸足がVMにいて、
FJは手の構えみたいな二段組をなんとなくイメージしている。
手が中上段、足が下段みたいなイメージかな。
そうすると軸足をキープしたまま動ける感じ。
あとは翼を広げるように外方向へアルペジオする感じ?


小川謙三さんがアケコンでは、
などのようにれんかと比較して考察している。
https://jigendaddy.hatenablog.com/entry/2025/01/13/102000

ATCで小指エンターを取ってたのは確実性のためである、
のだとしたら、Sp+Jのエンターでミスしやすいってこと?
それって不安定では、ってことなのよね。

普段の打鍵を見ようぜ(スコアは速い方がドヤできるけど)、
というのがそもそもの趣旨なのだから、
普段使ってる方を見たかったなあ、というのが本音。
Sp+Jでエンターを取るのは類例がないので、
それが見てる人に意外性があって、
刺激になると思うんだよな。

「そういうアイデアもあるのか」
と驚き、
「実際にできてるのか」
に疑問を抱き、
「できてるわ」
と確認するのが実戦の場だと思う。

兵器の実験とか車の走行実験とか、全部そうよね。
ATCは競技レースというよりは、
実験成功の披露の場のように僕は考えてたので、
「漢直なんてアイデア倒れなんじゃね?」
という疑いに対して、
のにいるとと雪華がちゃんと打ててるのにふえええってなったのは、
とても大きな功績だったと思っている。


ATCの問題文が、句読点少なめだったのもちょっと痛かった。
文末で必ず確定→改行のエンター二連打が必要だったので、
僕の感覚としては地団駄踏んでる感じになってた。笑

実は僕はエンターに困っているのだ、
もっといい方法はないか、別解を探している、
というのが本音かな。



自動確定にも罠があって、
候補ウィンドウが出ているとき、
次の文字を打つときに数字を打てないってこと。
「2連打」と次に書きたいときに、
今の候補で確定で良いです、と自動確定のつもりで次の2を押すと、
2番目の候補を選んだことになるのよね。
「ん?数字が打ててなくて、意図してない候補で確定されとる」
と違和感を覚えて、理解して、
もう一度戻って打ちながら、
怒りを溜め込むことが稀によくある。

数字で選ばない方法を選択してえなあ。
カーソルだけでいいのに。
プログラムだけだと実装は簡単そうなのに、
そんなケアをしてないWindowsにむかつくのよね。

ちなみに候補ウィンドウ、
10候補ともっとデカい大きさのとを切り替えたいとき、
Tabで切り替えられるのを最近知った。
ずっとマウスで下向きの>>を押してたよ。
あとWin+Vで出るスタックされたコピーたち、
クリアするのも選択するのもマウス操作しかできないのもムカつく。
中途半端な設計だ。
(これがショートカットですべて操作できたら、
編集モードに入れたかった)


こういう細かーいイライラを、
他人はどうやってるのか知りたいのよ。
文章を書いてるときに、
毎度トゲが刺さるみたいな感覚なので、
その緩和法を知りたいのだ。

なのでSp+Jがよいのだ、というならば、
ぜひ観察させてください、ということだ。
そしてその説明を聞いて理解したい、
という好奇心なのだ。


アイデアはたくさんあるべきだ。
自分のやり方に取り入れられるなら取り入れたい。
そのやり方が自分のよりすぐれた体系ならば、
自分の体系を捨てても良い。

なので「10分の打鍵動画を見せて」っていつも僕はいう。
10分打ってりゃたまたまそういう場面が出てくるだろう、
と思ってね。
1回しか出てこなかったら見逃すかもなので、
ほんとは1時間くらいじっくり見たい。
ほんとは一日横にいて、「今何やったの?」って、
都度聞きたい。(邪魔)

何も知らない頃、新下駄の動画を見て、
「ひらがながごちゃついたとき、
一回の打鍵で入力前に戻せるキーがあるぞ」
と初めて知って、何回も見てやはり1キーでやってると確信して、
いろいろ調べてESCにその役割があることを知った。
そんなのどこ見りゃ学べるんだ。
操作方法の総覧、どこにもないのよな。



薙刀式のだらだら1時間動画を作ろうと思ってるんだけど、
1時間も書くことねえなーと困ってたりする。
アルペジオの話とかするかな?

そういう時のエンターが、
ほんとのエンターだと思うのよね。
追放するべきエンターを、
各自がどう処理している(ないし我慢している)かを、
知りたい。


新下駄のような、親指をシフトに使わない配列での、
親指エンターやカーソルは、本質的だと思う。
僕はそこまで込みで配列(というか入力体系)だと思っている。

巨大なスペース一個しかないUSキーボードで、
どういう体系がベストなのかの、
別解をたくさん見てみたい。


USキーボード×英語は、改行にしかエンターを使わない。
つまり一段落に1回しか打鍵しない。だからあの位置で良い。
JISキーボードは日本語を打つためのものなのに、
下手したら単語単位に現れるエンターを、
USキーボードよりも1U遠い所に置いてある。
言い訳程度にデカくしてるのが、
僕は愚か者に見える。

日本語というのはもっとスマートな言語だ。
スマートな言語を扱うのに、デジタル日本語はとても愚かだと思ってて、
本来の日本語を書く感覚に、もっと近づけたいのだ。

(できるならIMEやエディタを設計したいし、
漢直もやりたい。
だが目的に対してコストがかかりすぎる。
仕事数年休んでいいならできるかもだが)



(追記)
Google日本語入力だと候補選択のショートカットをなくせるらしい。べんりー。
https://x.com/catfist/status/1878722461648453799

ちなみにWin+Vの件は、履歴が出来ないのでした。
(その時点で詳しく調べてなくて、今やったらカーソルとエンターで選択決定はできた)
いらんやつ消してペーストしたいやつだけ残しておきたいんだけど、
それがパッと出来ないので、
だったらエディタの別ウィンドウ開いて、
そこに覚えさせとこ、みたいな使い方にしてるので、
あのクリップボードの使い道がわからんくなったので無視しており。
posted by おおおかとしひこ at 12:23| Comment(2) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
取り上げていただきありがとうございます。

>なので、できればタイピングから確定のエンターを追放したい。
まったく同感です。本来文章を書くためにこんなもの必要ないですよ

>だけどそれが逆に親指の負荷になってたことに気づいていた。
>薙刀式の親指稼働率は左右合計24%で、
>それにエンター10%を上乗せすることになる。
親指に10%の上乗せを許容できないのであれば、左手人差し指はなおのこと許容すべきではないと考えます。Space & Jで実装しているのはただそれだけのことです。そんなに難しい話だとは思いません。

>のだとしたら、Sp+Jのエンターでミスしやすいってこと?
>それって不安定では、ってことなのよね。
(タイピング技術的に)化けやすいという意味ではVM同時とさして変わらないと思います。実装的に(コーディングとして)不安定であるという意味であれば他に実装してくださる方を待つしかありません。

>Sp+Jでエンターを取るのは類例がないので、
>それが見てる人に意外性があって、
>刺激になると思うんだよな。
そういう観点はありませんでした。自分では気付けないものですね。

>ATCの問題文が、句読点少なめだったのもちょっと痛かった。
>文末で必ず確定→改行のエンター二連打が必要だったので、
>僕の感覚としては地団駄踏んでる感じになってた。笑
これもおっしゃる通りです。大西さんを責めるつもりはありませんが問題文の最後が句点で統一されていればSpace & Jを使っていたはずです。連打はEnter直後のSpaceで対処しました。

>なのでSp+Jがよいのだ、というならば、
>ぜひ観察させてください、ということだ。
>そしてその説明を聞いて理解したい、
>という好奇心なのだ。
Enterに関してはあまりこだわりがありません。説明するほどのことでもないでしょう。

突然不躾な真似をして失礼しました。今年も大岡さんと薙刀式ユーザーの皆さんのお役に立てれば幸いです。
Posted by 小川謙三 at 2025年01月13日 13:12
>小川謙三さん

れんかもまだ完成ではないようだから、
そのうちまた考えも変わったりするかも、
と思いながら見ています。

僕はいまだに親指の負荷をもうちょっと減らしたいと感じてる
(その他のメリットを考えるとこれはしょうがないかも)ので、
Sp+Jでどんなものかは見てみたいですね。
Posted by おおおかとしひこ at 2025年01月13日 15:04
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