手元付きの配列打鍵動画は、
3回見た方がよい。
見るべき所が3箇所あるからだ。
1. 文字の完成していく感じ
2. 手の動きの感じ
3. 文字と手の連動の感じ
の3つだね。
長い動画だとそれぞれ見れるけど、
短い動画だと見切れないので、
だったら視線を固定してちゃんと見た方が良い。
1. 文字の完成していく感じ
ここが一番動く所だから、まずはここを見るだろう。
ここで素人さんは、「俺より速い/俺の方が速い」
なんてマウント用としてしか見ない。
それは全然違う。
自分のを基準として、
それと言葉の異なるリズムかどうかを見ると良い。
あるフレーズや連接だけが凄く速いとか、
逆はどうかを見ておくのだ。
薙刀式でわかりやすいのは、
拗音が速いことだね。
他にも特定の言葉でじゃらっと爆速で行くポイントがある。
逆に、よっこいしょになる時もある。
全部同じリズムなのか、
薙刀式みたいに速い遅いのテンポが変わるのかも見るべき所。
2. 手の動きの感じ
自分基準と比べて、
忙しく手が動いてるかどうかがまず見るべきポイント。
どっしり動かないとか、ある特定だけ速いとか、
逆に遅いとかも見るべき所だ。
左右のバランス感覚や指の頻度や、
標準運指か特殊運指かも見るべきポイント。
あとキーボードね。
ロウスタッガードなのかその他の物理配列なのか、
平面なのか立体なのか。
自分の頭の中で出来るだけ動きが想像できるようにする。
3. 文字と手の連動の感じ
3回めは、1と2を結びつけながら見る。
あのフレーズが速いのはなぜか、
遅いのはなぜか、
どういうリズムはどういう根拠なのか。
その言葉のリズムはどのような手の動きによって成立してるのか。
その配列の構造がわかってるほど、
理解は深まるだろう。
薙刀式でいえば、シフト文字はやっぱ遅いなとか、
でも連続シフトは速いなとか、
アルペジオの言葉は爆速だなとか、
FJ同時なんてほぼ普通に打ててるなとか、
BSめっちゃ便利とか、
マニアなら編集モードはこう使うのか、とかだね。
最近自キdiscordにアップされた、
コウガさんのsemimakとqwertyの比較動画がおもしろいので貼っておく。
https://m.youtube.com/watch?v=Cd5hEwtSmro
https://m.youtube.com/watch?v=HRdTDxb10Ak
英語なので詳しいことはわからないが、
手の動きが全然違うことは一目瞭然だ。
semimakは全然手が大きく動かない。
楽で快速になることが想像できる。
一方qwertyは手がバタバタして、
痙攣してるみたいに見える。
この速度をこのやり方で出すのは、
自然の法則に反してることくらい、
小学生でもわかるだろう。
あなたが一生使う方法をこの二つから選んでください、
といわれたら、誰でもsemimakを選ぶに決まってる。
こんな人外の能力を身につけなければならないのか?
という反語こそが、qwertyへの批判だ。
地球人よ、言葉を綴りたければこの異形を身につけよ、
それ以外は許さぬ、という宇宙人の、
地球を進化させないための陰謀といっても過言ではない。
どんなものでも時間が経てば洗練されて、
獣道でショートカットして変化整理されてゆく。
それが進化というものだ。
ところが配列は「きまり」をつくったせいで、
変化を止められてしまったのだ。
人類は進化を間違え、袋小路に入った。
袋小路から出る方法は、後戻りすることだ。
さっさとqwertyの袋小路から出るべきだ。
後戻りしたあと、
どっちに進むのが正解かは、
誰にもまだわかっていない。
だけどどこに進んでも全部qwertyよりマシになることはわかっている。
2025年01月16日
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