2025年01月17日

【追悼】デビッドリンチ

映像を作る手段がフィルムしかなかった頃の、
憧れの人だった。

今の映画界では、こういう映画はつくられないし、
みることもできない。
こういう映画はYouTubeとか自主に移ってしまい、
今の映画館は「マーケティング映画」にまみれてて、
デビッドリンチの映画を許容しない。

彼の死は、彼の死だけではない。
彼のような映画の死でもある。
映画はいつの間にかマーケティングの結果待ちの場になり、
「新しい表現への挑戦」ではなくなってしまった。

「美術館は儲かるのか?」と、今の映画館はいう。
つまり、映画館は美術館ではなくなり、
マーケティング回収館になっている。
そりゃそのうち回収ネットに負けるでしょ。


僕はあなたの作品は好きではなかったが、
あなたがいる映画館がとても好きでした。
あなたの作品を愛しているが、好きではないです。
その感情を、映画は許容する。
今の映画館は、許容しない気がする。
posted by おおおかとしひこ at 10:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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