映像を作る手段がフィルムしかなかった頃の、
憧れの人だった。
今の映画界では、こういう映画はつくられないし、
みることもできない。
こういう映画はYouTubeとか自主に移ってしまい、
今の映画館は「マーケティング映画」にまみれてて、
デビッドリンチの映画を許容しない。
彼の死は、彼の死だけではない。
彼のような映画の死でもある。
映画はいつの間にかマーケティングの結果待ちの場になり、
「新しい表現への挑戦」ではなくなってしまった。
「美術館は儲かるのか?」と、今の映画館はいう。
つまり、映画館は美術館ではなくなり、
マーケティング回収館になっている。
そりゃそのうち回収ネットに負けるでしょ。
僕はあなたの作品は好きではなかったが、
あなたがいる映画館がとても好きでした。
あなたの作品を愛しているが、好きではないです。
その感情を、映画は許容する。
今の映画館は、許容しない気がする。
2025年01月17日
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