という現象がある。
僕がまさにそうで、
qwertyローマ字も英語もできなかったが、
カタナ式、薙刀式はできる。
色々カナ配列を研究してた時は、
下駄配列、飛鳥配列、新下駄配列、
新JIS、親指シフトあたりは、
ブラインドタッチが大体できた。
そりゃそうだ。
新配列はブラインドタッチを前提とした設計である。
qwertyはブラインドタッチを前提としていない配列だ。
ブラインドタッチを前提とした配列は、
「ホームポジションと標準運指で使いやすくなっている」
ことが前提条件だ。
ホームポジションを最も使い、
中段>上段>下段を使い、
右手>左手を使い(右利き用)、
人差し指>中指>薬指>小指を使うようになっている。
つまり使い手の手の事情にやさしいから、
ブラインドタッチの習得が容易なのだ。
さらに、指運びに留意して、
使いやすい指の連接をよく使う配列もあるよね。
qwertyローマ字は、そんなものを無視した、
めちゃくちゃなカオスを理由なく覚えろという、
理不尽スパルタだ。
だから、出来ない人が日本の7割いる。
僕はそんな人に、
理不尽で強引なqwertyローマ字のブラインドタッチを学ぶのではなく、
新配列ならブラインドタッチできるよ、
といいたい。
大西配列の大西さんも、
qwertyローマ字がブラインドタッチできないから、
できる配列を作ろうとして、
どうせなら合理的な配置にする、
と考えて大西配列をつくったわけ。
動機はそんなんでいいと思う。
俺がこの道具を使えないから、
俺が使える道具を作るぜ、
というのは人類の進歩としてとても健全だ。
その中で名作、つまり他の人も使いやすく、
そして効率性の高いものが、
広まっていくと思う。
SKYと大西配列は、規則性において覚えやすいので、
基礎条件は揃っていると考える。
尖り方ではカタナ式もいいんだけど、
もう僕は熱心に布教してないので放置気味だな。
それより薙刀式のほうが性能がいいのでねえ。
ちなみに、長年(年単位?)で、
新配列のブラインドタッチをやってると、
理不尽なqwertyローマ字もブラインドタッチできるようになってるんですよ。
人間の運動性能って応用が効くんだねえ。
qwertyローマ字をブラインドタッチ出来ない人は、
新配列なら出来るかもよ。
トライする理由に、それがあってもいいと思う。
qwertyローマ字は、「初めてのブラインドタッチ」には、
難易度が鬼高。そんなのやらせるのは鬼畜クラス。
ピアノ初めての人にラカンパネラやらせるようなもんだ。
猫ふんじゃったからやらせればいいんだよ。
2025年01月19日
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