オッ、ようやくtomoemonさんがATC動画を見てくれたようだ。
その感想が重要なので引用。
> 自作かな配列系、自作キーボード系がたいてい BS, Enter等を調整していることを考えると、一口に配列のカスタマイズ機能と言っても、そういったところまでカバーできるような拡張性が一般的に必要そうだなとあらためて感じた
BS、エンターは、
僕は入力で一番使うキーだと考えている。
僕のタイプカウンターによれば、
双方8%前後。(これは人によって変わるだろう)
カナトップの「い」6.6%よりも高い。
つまりカナ配列において、
最も頻度の高いキーとして、
FJに置いても不思議ではない頻度のキーだ。
なぜこれが無視されてるのか、
僕には全然わからんのよね。
何を統計してるんやという感じ。
ATCでは、
議論の的を限定するため、
あえてBSとエンターだけに絞った。
しかし実際の日本語入力では、
カーソル、シフトカーソル、
カタカナ変換、ひらがな変換、Delなども使う。
なぜこれらが統合環境として、
配置を考えに入れてないのかが、
僕にはわからんのよね。
カタナ式は最もその思想が表れているもので、
中央にカーソル十字、親指にスペース兼シフト、
UにBS、Nにエンターと、
基本的な操作系と文字を同居させたものであった。
ここまで文字と操作を融合させた配列はなかった。
なんでなかったのかはわからない。
精々、親指シフトの:にBSがあった程度。
マックス飛鳥配列の、EエンターとカナキーにBS、
くらいじゃなかろうか。
文字と機能が同居するのは、生理的になじまない、
という気持ちはわからなくもない。
だけど、カナより使う最頻出キーを、
小指をビョーンと伸ばして取りに行くのは、
合理を重んじる人がやる行為とは思えない。
文字は連続して打つが、機能は一拍置くから、
という理由も僕は納得していない。
文字も機能も最短時間最短動線で、
連続させればいいじゃん。
僕は最短距離で文章を書きたい。
変換や確定だって文字の一つくらいの感覚だ。
タイパーは、実用入力を無視していると思う。
変換、BS、その他操作系を使わなくていいゲームの、
ゲーマーだからだ。
なんなら句読点も不要なゲームが多い。
qwertyのUIOからの段越え句読点を、
おかしいとすら思ってないかもしれない。
タイパーは、現状のシステム内で最速を出したい人たちだから、
疑問を持ってる暇があるなら鍛えてしまうのかもしれない。
だが鍛える手を持たない僕は、
システムを変えた方がいいのでは?
とすら思っている。
だからBSをU位置に置く。
ゲーマーじゃないからね。
操作系まで含んでキーマップを変える機能は、
今の所自作系か、エミュレータしかできない。
hhkbでもSandSなどに対応してないしね。
キーマップを変えるのだ、
という考えはタイパーには浸透してるのかもしれないが、
「もっと変えるべき」まで、
行ってないのかもね。
需要がないからね。
実用入力をバリバリやれば、
「このシステムはおかしいのでは?」
と気づくことだろう。
そこに気付けば、
「どこにBSがあるのがベスト?」
という問いまであと2秒だ。
2025年02月09日
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> 何を統計して
k-codeの設計時、使ったデータではBS、エンターの統計がなかったからしょうがないか、という感じでした。
> 統合環境として、配置を考えに入れてないのか
統計を元にした考えではないけど、基本的な考えとしては重要なキーは親指に配置すればいい(kinesisを使用)っ感じでした。
親指で押せるキーが足りなくなった後、挙動、見ためとの一致、対称性の一致という考えで、backspaceは標準キーボードでいうleft shift、deleteはright shiftに割り当てました。
また、エンターは感覚として「。」の次にが来るだろうと思想の交互打鍵を元に左手に、そしてaの外側があいてるからそこにという感じでした。
なので考えに入れてはいるものの、指運びや負担、統計を元にというよりは感覚を重視したという結果に。
こうした前提になる発想もこみで、
配列の説明に書いておくべき、
というのが僕の考えです。
キネシス使ってるから親指豊富なのは、
キネシス使ってる人しかわからないので。
こうした無意識は気づくことが難しいので、
常に標準キーボードを使ってる人向けに説明は考えるべきかと。