2025年02月12日

【薙刀式】つなぎの語って変換しない言葉が多い

だから速いのかもしれない。


薙刀式では、日本語の文章を、
話題の語とつなぎの語の二種類にわけることにしている。

たとえば、

 私はあほです。

の文において、

 私 あほ   ……話題の語
  は  です。……つなぎの語

という感じ。

話題の語は、その時々の話題によっていくらでも置換できる要素で、
名詞、形容詞語幹、動詞語幹などを想定している。
つなぎの語は、それらをつないで文章にする要素で、
上の文では助詞、形容動詞語尾だ。
他に助動詞、動詞語尾、接続詞、代名詞などが含まれる。

「日本語は、話題の語をつなぎの語でつなぎ続けることで成立する」
と考えるわけだ。

薙刀式が文章を書くのにむいている、という根拠は、
このつなぎの語を書くのが速いように設計されている
(アルペジオ運指などが多い、左から右へつなぐ)からだ。
話題の語はその話題のときどきに変わるが、
つなぎの語は常に一定数あるから、そこが速く、
思考をつなげることに特化する、というイメージ。

言葉をつないでいくのが日本語という膠着語の特性だ。
それに構造上似ているから寄り添って速い、
という原理なわけ。


で、今回の本題は、
そのつなぎの語ってほぼひらがなで、
変換を必要としないよね、
ということに気づいたのでメモ。

たとえば助詞や助動詞、代名詞は変換を伴わない。
だから速いのかもしれない。
今の「かもしれない」もつなぎの語として扱ってるが、
これも変換を伴わずに確定できてしまう。
そこが速さの秘密なんじゃないか、って思ってしまった。

なんなら、意図的に語尾部分はひらがなが多いから、
「。確定」や「、確定」で確定してしまって、
変換をかけずに次を書く、ということすらできる。

このことと相まって、
つなぎの語で速くつないでいくことが可能なんじゃないかと思ったわけだ。


薙刀式の特徴には色々ある。
カナの範囲が最小クラスであることや、
記憶負荷が最小クラスであることや、
機能キーが近く、編集モードがあることで、
入力から編集までシームレスなことや、
拗音同時押しが気持ちいいことや、
アルペジオが気持ちいいことなどだ。

これらは薙刀式の中級者向けの感覚かもしれない。
使い込んでいくと、
つなぎの語がアルペジオになっていることが多く、
とても打ちやすいことに気づくだろう。

たとえば、

 こういうことになりました。

という文では、
「なり」だけが話題の語で、
あとは全部つなぎの語だと僕は認識している。

 こういうことに  ました。

がつなぎの語という感じ。
こういうものがひらがな多めで、
しかも高速になっているわけだ。

まあぶっちゃけ定型語句だから、
「こういうことになりました。」全部をつなぎの語と、
認識してもいいくらい。


他には「そういう訳で」とかもつなぎの語という認識。
つなぎの語すべてに漢字がないというわけでもない。
でも大体一発変換の感じだよなあ、と思っている。

なので、つなぎの語は、
一気に打ってノールックで確定か、
変換してノールック確定くらいのものが多いので、
だから速い、楽、というのもあるなあ、
と思った次第。
posted by おおおかとしひこ at 18:43| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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