2025年03月08日

【薙刀式】配列は思考に影響する

あんまり最近劇的に配列を変更する、
ということはなかったので、ちょっと忘れていたんだけど、
やっぱり配列の出来不出来は、思考にまともに影響するわ。


その配列で打ちやすい言葉と、
打ちにくい言葉がある。
同じカロリーで考える時に、
打ちやすい言葉のセットを使うだろう。

ということは、用いる言葉がちがうわけ。
同じ思考を同じカロリーではできなくなるわけだ。
だから、思考は配列に影響されて、異なるものになると思う。

もちろん、手癖に影響されないように、
きちんと考えてから、文字を表せばいいのだが、
手癖で記してしまう場合に、こういうことが起こりがちだと思う。
人はつい楽なほうを取るので、
簡単に打ちやすい言葉のセットでものを考えてしまうわけだね。


今「ね」「む」を交換して、「め」も移動したりして、
最近にしては大移動大会をしているのだが、
なかなか思考が影響を受けていて、興味深い。
具体的にいうと、「む」が打ちにくくなったため、
これまでより「む」を含む言葉を使いにくくなった。
含む、がその例だ。含有する、とうっかり書いてしまうかもしれない。
近い言葉があればいいが、
とっさに言葉が出ない場合、思考に影響があるわけ。
止まって言葉を探すか、むをスムーズに打てるか、
ということになってくる。

まあ、今回はよりマイナーな「む」を追いやり、
よりメジャーな「ね」「め」を優遇する、
という方針だから、影響は逆だ。
より、「ね」「め」の恩恵を受ける言葉を打ちやすくなったので。



逆に、薙刀式で打ちやすい言葉で、
僕は考えているような気がする。
自分で考える言葉が、薙刀式で引っかからないように、
配置を工夫してきた気もする。
いずれにせよ、思考と指が一致することを考えてきた。

このセットが合う人もいれば、合わない人もいるだろう。
思考と言葉と指の関係性が、僕と違う人のほうが多いかもしれない。

だけど、多少合わなくても使いやすいから、
という理由で薙刀式を使うのもよい。
他の配列よりまし、という理由で使ってもよい。



qwertyローマ字を僕が批判するのは、
加速ワードが日本語でよく使う言葉とは限らないことだ。
逆に日本語でよく使う言葉が、減速ワードになることもだ。

日本語でよく使う言葉が加速ワードになり、
あまり使わない言葉が減速ワードになるべきだ。


配列は思考に影響を与える。
qwertyローマ字が打てる人ほど、
qwertyローマ字で打ちやすい言葉ばかり使って、
考えている可能性は高いと思う。

もっとも、ブラインドタッチが出来なくて、
遅くしか打てない人は、そんなに変わらないかもしれない。
だから結果的に平均的に、
qwertyは文化侵略をしていないともいえるか。

逆に、qwertyがブラインドタッチできる人3割、
高速打鍵できる人1割(ぐらいとしよう)は、
qwertyという思考の枷をはめられている、
qwertyの思考の牢獄にいる、
と僕は考える。



「む」が現在慣れていないv16私家版。
無意識、無理、無駄、無敵、しむける、迎える、難しい、昔、
システム、ゲーム、スムーズ、
などが打ちにくくなることで、思考への影響がある。

人は不便になったところだけを文句を言いがちだ。
そのかわり、「め」「ね」は良くなったんだよなあ。
そこはトレードオフとして良化した、
と考えるべきなのだろう。
結論はまだ出ないが、
マイナーカナを動かしただけで、
僕の言葉は少し影響をうけている。
posted by おおおかとしひこ at 12:53| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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