また面白いことをラクダエンさんが書いている。
なるほど、どっしり安定した上で自由にペンを振り回すのか、
いや、安定しないものこそペンである、と考えるのか、
の差かー。
僕の感覚だと、ペンはつねに動いているのだから、
それに合わせて体を変じていくべき、と思っているのだと思う。
文字の画で止まるところはないし(多少のトメはあっても停止ではない)、
文字は次々に出てくるから手自体を動かして次の文字へ移動するべきだし、
そもそも思考があふれ出てくるから、
その常に流れているものを、
流れているもので受け止めるべきだろう、
と考えているようだ。
常に不安定だが回り続けることで安定している、
コマみたいなことかしらねえ。
逆に不動体があるから、動き回るものを制御できるのだ、
と考えるのが前者の考え方なのだろう。
まあこれもわかる。
ただ、遅いんじゃないかと思う。
僕の哲学は拙速巧緻なので、
あまりどっしりしたものに価値を見出していないのもある。
(脳の中の価値観と体の使い方は、鶏と卵になっている可能性もある)
そうそう、銀河英雄伝説で一番好きな武将は神速のミッターマイヤーです。
はじめの一歩だとスピードスター冴木かな。
まずそこに旗を立ててから、あとでじっくり考えるタイプかもしれない。
その旗を立てることに最初のエネルギーを使う的な。
若いころ、朝まで企画会議をやっているのがだるくてしょうがなかった。
だって正解はいくつかしかないから、これ以上考えても無駄だろ、
って思ってて、
でもえらい人はまだ何かあるかも、なんてしらみつぶしをよくやっていた。
やんなくてももうわかってるだろ、と神速で考えてた僕は退屈だったなあ。
(で、大体最初に考えたやつに決まるのよね)
……で、まさかその哲学というか考え方というか、癖というか、
が、ペンの持ち方に反映している?
というのが面白いと思ったのだ。
もちろん、それはタイピングの好みや得意不得意にもかかわってくるだろう。
人間は完璧ではないので、僕の長所は短所の裏返しでもあり、
ラクダエンさんのそれもそのはず。
(たとえば僕は近視眼的であり、大局観に弱かったり、
深みに置いて弱いと思う)
そしておそらく真逆にいるのだと考えられる。
ということで、流れるその最先端に常にいたい僕と、
流れてきたものを一か所で受け止める感覚のラクダエンさん(予想)が、
ペンの持ち方すら異なっているのが面白い。
これまでのことをまとめたら、一冊本になりそうな気がする?
鴻江さんのところに持ち込んだりして。笑
それとマッサージ理論みたいなものとをくっつければ、
タイピングと思考とほぐし方みたいな一大理論がつくれそうだ。
(サンプル数2なのでもっとサンプル数を増やしたいところ。
タイピングの件では少々やってみたけど)
2025年03月06日
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