2025年03月08日

【薙刀式】キーボード肩こりの原因はなにか

5つあると思う。

1. キーボードの論理配列
2. キーボードの押下圧
3. キーボードの物理配列
4. 打鍵姿勢
5. 動作の軽いエディタ


1. キーボードの論理配列

qwertyローマ字は効率的な指の使用、動線を考えていない。
強い指を放置して、弱い指を酷使して、
ホームポジションに打鍵を集中してなくて、
指があちこちに飛んで運動量が多い。

動線効率のよい新配列を使うべきだ。
ローマ字ならカタナ式や大西配列、
カナなら薙刀式だ。


2. キーボードの押下圧

通常のメンブレンやパンタグラフキーボードは、
キーの重さが60〜55gに調整されている。
これは伝統的なピアノの押下圧に合わせてある。
だが弱いタッチからフォルテッシモまで使うピアノに比べて、
キーボードは接点の0か1しか使わないから、
オンになりさえすればよい。

市販キーボードでは、
HHKBやリアルフォースやメカニカル赤軸が45gで軽め。
NiZが35g、リアルフォースの30gモデルが一番軽い。
自作キーボードでは、35gスイッチが一番軽く、
バネ交換によって、30g、25g、20g、15g、12gを選択できる。

僕は30gを使い、親指だけ12gを使っている。


3. キーボードの物理配列

伝統的キーボードは、左に傾いた、
左ロウスタッガードの形をしている。
アームバーが重ならないように左にずらしたものだ。
左右非対称だから運動特性が悪くなるし、
歪みを蓄積するぞ。

自分の椅子を一生左に傾けて使ったら腰をやるのは想像がつくだろ。
左右対称のキーボードにしろ。

市販にはほぼない。
自作キーボードは死ぬほどある。

分割型がよい。肩幅に手を置けるのが理想。
僕は、格子配列で、左右分割型を使って、
劇的に楽をしているぞ。


4. 打鍵姿勢

パームレストやアームレストを使って、
手首や肘の負荷を軽減しても良い。
座る椅子を工夫しても良い。
左右分割キーボードは、肩を開くのでストレートネックに良い。
モニタを目線高やや下くらいに持ってくると、
首が楽になる。

これらを楽にできるギアを研究するべき。
僕はまだ途上だけど、
モバイル型のタブレットスタンドや、
モバイル型のアームレストを研究中だ。


5. 動作の軽いエディタ

wordはデファクトスタンダードのエディタであるが、
重くて鈍いと思う。
反応の鈍い観客に高速でネタを繰り出すことはできない。
イライラと負荷はとても強くなるだろう。
つまり、プロスペックに達していない。

2〜3万字を超えたら重くて使い物にならない。
(PCスペックにもよるだろうけど)
おそらくそこまでを書くためのソフトではないと思う。
軽くて使い勝手のいいのは7000字くらいまででしょ。
このブログの記事3本程度だ。しれてる。

僕は色々検討して、iTextを使っている。
昔のものすぎるので、動作が異常に軽いためだ。
その代わり最低限の機能しかない。
アンドゥは一回までしか効かない。(時々事故る笑)
縦書きが可能なエディタは少ない。
その中で最速だと思う。

これより軽い縦書きエディタの情報求む。
アンドゥは5回くらいほしい。笑

ちなみに、原稿を書き終えたら、
僕は全選択→コピーして、
wordの新しいファイルにペースト(形式を選択してペーストしないと大事故)して、
納品している。
wordは、「形式を選択してペーストして保存して、
pdfに変換したりその形式で納品するソフト」
としてしか使用していない。




簡潔にまとめてみた。
この5つを抑えないと、
どこかから水漏れするように、
そこから疲労が溜まっていくと思う。

肩こり、首こり、眼精疲労、肘や手首の痛み、
指や手のひらや甲の痛み、
腰、足などのだるさなど、
負荷の蓄積は全身に回ると思うよ。

風呂入って寝たら全回復する程度に、
疲労を少なくするべきだ。
文章量や速度を維持したいなら、
大人は金をかけて、負荷の少ないいい道具にするべきだ。



実は、「手書きに回帰する」
という選択肢も僕はまだ持っている。
これだけ研究しても、手書きの方が負荷は低い気がするので。

ので本気原稿のときはまだ手書きをキープしている。
あとでデジタル清書する負荷をかけても、
本文の質が高く、効率的に書けるのは手書きだと思う。

ただ先日6万字程度の原稿は、
10万字レベルを想定してたことと、
本文の質よりも構成を色々変えることを検討してた
(ゲームシナリオのため)から、
初手からデジタルで書いた。
それでも負荷が少なかったのは、
これらの研究成果だと自負している。

仮に、
ノートPCの視線の低さ×重たい押下圧のパンタグラフ
×左ロウスタッガード×qwertyローマ字だったら、
納品しても僕の体は持たなかった(入院レベル)と思う。


posted by おおおかとしひこ at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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