それをやるのが嫌だが、それを言いたくないがために、
やらない理由をつけることを、
認知的不協和の解消、俗称すっぱい葡萄 sour grapes という。
あの葡萄は熟してねえ、俺にはわかる、あれはきっと酸っぱい葡萄だ、
というイソップ童話から。
その典型的な例を見たので、 Twitterから引用したい。
> 大西配列というものを知ったけど便利な配列だと思う
> だけどQWERTY配列に慣れすぎて使わないと思う
> 初めてパソコンを触る小中学生とかは初めから大西配列でやった方がいいと思う
自分は良さを理解するくらいには頭がいいですよ、
そして僕はやりません、
ということを理屈をつけて説明している。
なぜやりたくないかは明白で、
面倒だから、そのあとのメンテナンスも面倒だから、
ということに尽きる。
実際、qwertyを学ぶよりはるかに簡単に大西配列はマスターできる。
それはqwertyが難しすぎる配列だからだ。
そのことはあまり知られていないから、
少なくともqwertyを学んだくらい大変だと想像してしまうのは当然だろうか。
大西配列のマスターへの労力を100とすると、
qwertyは5000くらいかな。
薙刀式は250くらいだと思う。
それくらい、qwertyは理不尽で不自由な指使いを要求する、
指のツイスターゲームである。
2025年03月10日
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