2025年03月12日

【薙刀式】ローマ字が訓令式基本からヘボン式基本になるそうだ

https://news.yahoo.co.jp/articles/86a4240139d3d9b6ace63b4a65385e1aed7525fa

まあ、慣例に従った形だろう。
相変わらず玉虫色の「慣例に従う」があるため、
「基本はどっちなの?」に答えるための答えを用意した、
という感じか。
とはいえ、駅名表記やパスポートくらいしか、
デジタル入力以外でローマ字を見る機会もない。
「ローマ字そのものは、リアル生活に根付かなかった」が歴史的正解よね。

で、ローマ字入力で比較すると。


(以下フォントによって空白が揃わないことがあります)

日本語: し ち つ じ ぢ づ
ヘボン: shi chi tsu ji ji zu
訓令式: si ti tu ji di du

えー、ヘボン式だとぢづは存在しないことになるじゃん。
ちぢむ、つづく、はなぢはどうすんの。
(ローマ字入力方式は訓令式がメイン、
ヘボン式も並立で認める方式だ)

し、ち、つ、の、si、ti、tuは直感に反するが、
打鍵数だけだと得をする。
僕はブラインドタッチを学ぶ前、
わざわざshi、chi、tsuを使ってた。
遅くて当然だわ笑

日本語: じゃ じゅ じょ じぇ
ヘボン: ja ju jo je
訓令式: zya zyu zyo zye

ほとんどの人はjを使ってるんじゃないかな。
3打は面倒だもんね。



訓令式のほうが、50音を規則的に表記できるため、
スマートだと僕は思う。
ただjだけヘボン式を使って楽をする、
というのが多くの日本人の、
「第三のローマ字」なんじゃね?
(shi、chi、tsuは発音に忠実ならその方が脳はマシすらある)


ヘボン式、訓令式という明治時代の二項対立に持ってった、
文科省は頭悪いぜ。
民草のことはどうでもよくて、
「公式はなにか」という質問に答えられないから決める、
みたいなディフェンシブな立場しかねえよな。

そもそもの改訂理由がよくわからんのだが、
「今やローマ字はデジタル入力に欠かせないものになり、」
から始まってないことだけは確定だ。


そもそもローマ字入力方式は、
東芝のワープロではじめて採用され、
キヤノンのワープロで広まったといわれる。
単なる理系メーカーの、
国語をきちんと考えた方式ではなく、
場当たりの効率的便宜的方法にすぎなかった。
それが本格的議論を経ることもなく、
なし崩しに広まったのが現在だ。
そして最も普及しているMS-IMEは、
日本のIME、WXをMicrosoftが買い取り、
以降中国に管理を移管させている。

日本が最も普及しているIMEに手を出せない状況、
河野太郎わかってる?





(追記)
ふ fu/hu
もあった。わすれてた。
posted by おおおかとしひこ at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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