2025年03月13日

【薙刀式】qwertyはキモイ

Twitterから。
> 久しぶりの大西配列練習記録 一回QWERTYに戻そうとしたんど、久しぶりに触ると配列キモ過ぎて断念した。

キモイの部分を言語化すれば、
議論できると思う。


以下は推測。

大西配列は日本語を打つために整理されている。
その整理がなくなると、
カオスになりキモイと感じるのではないか。

その整理とカオスを数え上げてみよう。


・母子左右分離から混在になるとキモイ

ローマ字は基本子音+母音の構造をしている。
だからそれぞれを左右の手に役割分担させることは、
極めて自然な整理だ。

もちろんこの左右の母子分離は、
大西配列だけの特徴ではなく、
M式以下の数百のローマ字系新配列や、
韓国の2ボル式も採用している。
剣は剣、盾は盾、と左右で役割を分けるのは、
極めて自然だろう。

せっかく整理整頓したのに、
また散らかってるのがキモイと思う。


・清濁隣置になってないとキモイ

大西配列は、中段に清音子音、
その下段に濁音子音という整理された濁音構造をしている。
半濁音PはHの上段と、濁音と半濁音に関して、
極めて整理されているのが特徴だ。

この整理が、qwertyに荒らされてキモイだろう。


・指の使用頻度がキモイ

大西配列だけでなく、
多くの新配列は、
強い指をよく使い、弱い指をあまり使わないように調整されている。
そしてできれば左手よりも右手を多く使うように調整する。
ホームポジションを一番使い、
上下段の頻度を落とす。

だがqwertyはバラバラだ。
左小指を一番使うAで使い、
右手人差し指を一番使うもののホームJはほぼ使わない。
左のホームFもほぼ使わない。
母音の上段IOは使うが、下段の,.も使う。
そして取りにくいTYもたくさん使う。
(Tは子音で1〜2番目に使う。統計による)
FJは使わないのに、伸ばしGHは使う。

整理された指の感覚から、
カオスな指の使われ方になるのがキモイ。


・規則的なアルペジオ

大西配列では打ちやすいアルペジオがある。
三大二重母音AI, EI, OUは、すべて打ちやすい配置になっている。
また拗音は、S行を除くすべてが、
○Yをアルペジオで取りやすくなっている。

それがバラバラにされるのがキモイ。


・言葉と運指の対応

僕は大西配列を練り込んでいないため、
ここは一般論で書くが、
「大西配列で打ちやすい言葉の流れ」が、
qwertyで打ちにくくなってるとキモさを感じると思う。

また、qwertyでの打ちやすい言葉が、
別段日本語で重要なものではないこともある。
だからキモイ。



規則正しい碁盤の目のような京都が、
くねくね曲がったり不規則な道があるような、
東京へ変貌したようなキモさだろうか。

規則正しい生活が、
自堕落になったようなキモさだろうか。


慣れれば両方使えるものの、
キモイと一生思いながらqwertyを使うことになるのは、
しょうがないよな。
だってキモイもん。
posted by おおおかとしひこ at 14:42| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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