物語作家たるもの、面白い陰謀論のひとつやふたつ、
創作できるようになるべきだ。
Twitterから、また面白いものを仕入れてしまった。
> 私が陰謀論デモの現場で聞いた「氣」が「気」となった理由は、「GHQが米を大切にする日本人を弱体化させるためにメリケン粉のメに変えてしまったんですよ!」という珍説。なんかもう物語としては完成されていて、陰謀論にハマる人がいるのもちょっとだけ分かるよね。
少し解説を。
つまり、
「キャッチーな状況」、
「謎」、
「それを説明する動機と行動」
が、物語と共通なのよ。
だから、おもしろい陰謀論をつくれるかは、
おもしろい物語をつくれるかと共通点がとても多い。
ただ陰謀論にあって物語にないのは、
悪意だね。
この例で言うと、
「アメリカ人は信用できない」
という悪意を具体化した形なんだ。
今回の「氣」の話は、
ローラが急に米作りを研究し始めた「謎」と、
「誰かに騙されてるやろ、スピリチュアル的な」
がうまいこと混ざってる怪しげなことと関係している。
その背景文脈も含めてキャッチーだね。
架空の陰謀論を考えてみよう。
よくできたやつは、自分の作品に使えるぞ。
(メンインブラックみたいにメインに使ってもいいし、
挿話として味付け調味料みたいに使ってもいい)
2025年03月19日
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