qwertyが絶滅するその日まで、我々はqwertyと共存しなければならない。
それはしょうがないのだ。
公式が外れるその日までかかるだろう。
なのでその両立のやり方について、
いくつかの知見をまとめておく方が建設的だ。
1. まず混在時期がやってくることを覚悟すること
Twitterから。
> マズイだんだん大西配列とqwerty配列が頭の中で混ざってる
マズイ、ではない。おめでとう、というべきだ。
大西配列がqwertyに比肩して、
追い越そうとしている証拠である。
この混在期間を経験しない限り、
次の分離期には到達できない。
我々の単純な想像だと、
qwertyが先にある、あとからやってきた大西がある、
うまく使い分けられる、
というハッピーエンドだけれど、
そんなことは簡単ではない。
二人の女と同時に付き合って、
記憶を混同する事故を起こさない男はいないと思う。
どこかで混同は起こる。
それをまず覚悟すること。
そして女の時と同様に、
事故慣れすると、分離も上手になる。
女遊びが得意な人は昔からその事故に慣れてるので、
リカバリがうまいだけである。
配列も同様で、
その事故は起こるので回復を早くすることだ。
2. 環境を分ける
二人の女の例をひっぱろう。
ここから想像できる、記憶を分離して混同を避ける、
うまい方法が二つある。
A. どちらかをメインにして、どちらかをないがしろにする
女は怒るけどqwertyは怒らないので、
ガンガン冷遇しよう。
本妻をチヤホヤして毎日愛でれば良い。
このことによって、自分の中の優先順位がかわってくる。
B. 環境を分ける
会社と家で人格を使い分けられるとか、
東京と田舎で人格を使い分けられるとか、
年上と年下で態度を変えられるとか、
人には人格の使い分けの文脈というのがある。
それで一番簡単なのは、
場所と環境を変えること。
会社と家、キーボード、OS(win10と11、winとmac)、
などで、使う配列を変えると良い。
一番あるセットは、
会社、ノートPC、サイトメソッドでqwerty、
家やカフェ、自作キーボード、ブラインドタッチで新配列、
などかな。
着てる服すら変えて良い。
スーツと普段着とかで、環境を変えてしまえばよい。
人格や文体を変えても良い。
会社の公人格と、私的な甘えん坊ちゃんに分けて使ってもよい。
ペンと紙と机と姿勢を変えれば、
自然と使い分けられる。
そんな感じ。
そうすると、○○の時は○○配列、
という分離がうまくいくようになってくる。
逆に、同一場所、同一PC、同一キーボードだと、
多分一生混乱が続くのではないか?
家に二人の女と同棲してて、本妻が決まってないと、
一生混乱するだろう。
(それを楽しまない場合は地獄だろう)
3. 3つ以上は可能か?
僕は薙刀式、フリックをメインにしている。
PCとスマホというデバイスが全く違うから、
混同はまずない。
あとたまにネット喫茶でPCを操作するので、
その時くらいしかqwertyを触らない。
検索程度なので不便は感じないね。
(会社のPCにはこっそり薙刀式だ)
こういう感じで、
優先順位があれば、3つは可能だ。
女は知らない。モテ男にきいてくれ。
新配列とqwerty、qwertyとフリックなどは、
デバイスを変えれば両立は全然可能だと思う。
同じノートPCで切り替え、
同じ自作キーボードで切り替え、
同じスマホ内で切り替えは、
たぶん両立できない。
もっと上手な人は両立するかも知れないが、
万人にできるという保証はないね。
KIHで見たテルさんの、
「同じ環境で、瞬時にqwertyとJISカナを切り替える」
には驚愕した。
切り替えたらふつう10分くらいは混乱時間がありそうなのだが、
秒で変えてるのに驚愕したな。
聞けば訓練しているという。
競技中にワードセットを見て切り替えたりできるようにと。
なので、人類に不可能ではないことは記録しておく。
まあだけど普通の人にはその動機も場面もないよね。
「○○配列を試したのだが、
qwertyとの混同がひどくて、両立に困難を覚えてやめた」
という人がたまにいるので、
その流出を避けたいと思う。
仮に一ヶ月新配列をマスターするのにかかったとして、
両立の練習も一ヶ月かかると思うと、
気が楽になるのではないだろうか。
部活をサッカーと水泳とはじめて、
両立できないのでどっちか辞める、
というのはわかるけど、
配列なら全然いける。
諦めるのはまだはやいぞ、半年ぐらい腰据えてみたら、
と勇気を与えたい。
バイクと車は乗り分けられる。
手触りも体勢もスピード感も操作系も違うからだ。
人類にはふつうに可能だ。
2025年04月04日
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