映画を書く順番みたいなものが僕にはある。
大きく分けると二段階か。
まず面白い話を思いつく。
これは最初から最後までできている必要はなくて、
アイデアの一部でよい。
最近思いついたアイデアは「空を飛べる能力を得た男」であった。
古今東西でよくあるネタなんだけど、
これを変形したあるアイデアが面白かったので、
これは考える価値があると思って、
少しまじめに考えている。
で、テヅカチャート的に、
この前はどうであったら面白くなるか、
この後どうしたら面白くなるか、をある程度考えて、
ストーリーらしきものが出来上がってきている。
うん、まあ読み切り漫画レベルには面白くなりそうだ。
ストーリーはいまいちでも、
絵やキャラが魅力的ならば突破できるレベルには来ていると思っている。
これが映画レベルに飛躍するには、
テーマを見つけること、だと僕は思っている。
つまり、このおなはしが、何の意味があるのか、
この人の物語を見ることでどういう意味になるのか。
この人には何が足りなくて、
この人は何を得る話なのか、
それと現代との関連性、などである。
それらが一本の納得いく線になり、
それが前に考えた面白げな話と一致するように組めたとき、
そのストーリーは脚本になると考えている。
今のところ、この話はまだテーマを見つけたわけではない。
でも面白いビジュアルやネタがいくつかできたので、
なんか実現したいなあ、と思っている段階。
つまり、次弾装填しつつあるが、
まだ発射体勢になっていない感じがある。
どうやったらテーマを見つけれるか。
そのストーリー全体の枠組みを見て、それがどういう暗示をするかを考える。
今回の場合は勧善懲悪っぽい。
次にその主人公の内面奥深くに入り、
どういう問題があり得るのか、それが社会と接点を持てるのはどこかを考える。
今のところ、この主人公の内面にそこまで入れていないので、
テーマがみつかっていない感じなんだよね。
こういうものを何本かストックしておくと、
色々を眺めながら考えることができるんだよね。
今回の例は面白い話が先にあって、テーマがみつかっていない場合だけど、
テーマが先にあって、面白い話がみつからないパターンもあると思う。
場所やビジュアルや主人公に出会えると、
話の構造ができるかもしれないし、
敵を考えることでアンチテーゼが決まって、
構造ができるかも知れない、
と経験談を書いておくか。
このへんの、
脚本になりそうなんだけどまだなりそうにないもの、
という遺伝子プールをつくって、
アイデアノートに並べておくといいよ。
そのうち雷が落ちて、生命になってゆくだろう。
短編のアイデアが長編になる場合もあるし、
一行だけのアイデアが短編になることもある。
以前書いた小説「200年の孤独」(「百の恋はざわめく」に収録)は、
「1万光年の彼方から狙撃する人工知能の孤独の話(一人称)」
みたいなメモからつくられた。
プロットにもログラインになっていないものでよいので、
こういうメモを沢山しておくことで、
遺伝子プールを豊かにすることができるよ。
2025年07月14日
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