ラクダエンさんが月配列の私家版をつくっている。
あんまり見たことないタイプで興味深い。
https://x.com/catfist/status/1910400677861568810
まだできたばかりで、
多分練られてはいないだろうが、
第一印象レビューしてみる。
月系、シフトキーはDK、拗音用X.、外来音Zの、
計6面配列。
同手と異手を区別する。
清濁同置。
同手が濁音面、異手が清音面。
拗音、濁音拗音(規則的、濁音同置)、
と面ごとにきれいに役割をわけている。
これ自体はオーソドックスだが、
シフト面と単打面の関係が変わっている。
清音を、濁音になる音とならない音(可濁音と、非可濁音)に分けて、
単打を非可濁音、異手を可濁音に分けた。
ほほう。
整理されてすっきりするかもしれないが、
か、し、た、て、と、などはかなり頻度が高いので、
これを2打にしてしまうのはもったいない気がする。
また濁音にならないカナは半分くらいマイナー音だから、
これを単打に置くのも、もったいない気がする。
たとえば、さま、ひと、かち、こと、して、では、などが、
全部4打になってしまうのはもったいない気がする。
まあローマ字よりかは効率がよさそうなので、
それでいいじゃん、指の配分もいいわ、
というならば、まあそういうポジショニングもまあありだ。
あと、単打面と可濁音面をまぜて、
メジャーな方を表に、マイナーな方を裏にすれば、
濁音に関する排他的配置が成立しつつ、
単打頻度を上げられると思う。
今の所打鍵効率(1カナを出すために必要な総打鍵数)は、
1.4〜1.5くらいに見えるので、
1.3くらいに下げたほうがいいと思われる。
qwertyローマ字が1.7なので、
1.5だとあんま変わらないじゃんみたいになりかねない…
あとは実際に打ってみて、「思ったより打鍵数が多い……」
になったときに考えればいいかもしれない。
とかく配列というのは、
頭で考えたことと、指で触ってみた感じが異なる。
案外行けるわ、かもしれないし、頭で考えたことはしょせん理想論、かもしれないので、
動かしてみた感じを待つとするか。
2025年04月13日
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