武術系YouTubeが華やかだ。
いろんな達人たちのプチブームだとも思う。
これって競技タイピングと実践系新配列の関係に似てるな。
競技の人=矢地祐介(総合)、菊野克己(総合、空手)
福地勇人、古コン、纐纈卓真(空手)などなど。
武術の人=石井東吾(元ジークンドー)、雨宮宏樹(影武流)、
北川貴英(システマ)、白川龍次(合気道)、
山城美智(沖縄唐手)、などなど。
彼らのコラボを見るのが楽しい。
競技は限定されたルールだから、
「ほんもの」ではない。
しかし本物の武術家以上の身体能力で、
鍛えて、勝ってきた人たちだ。
一方武術家は、ほんものである(という触れ込み)から、
何でもありで、競技にはないものを持っている。
身体能力は劣る。
劣るから技術で凌駕しようとしている。
彼らが本気で戦うことはできない。
武術家は競技だと身体能力が足りず、
いいところが出せない
(競技とは限定能力競技であり、
競技者とはそれに特化した人のことだ)。
競技者は競技しかやってないから、
武術家と戦えば競技としては反則のものばかりを喰らう。
いずれも、検証不可能性があり、
それらの境界線を攻めながら、
コラボYouTubeは繁盛してると思う。
この、相容れなさは、
競技タイピングと新配列勢の関係に似ている。
競技者は身体能力が高く、
鍛えて、勝ってきた人たちだけど、
「文章を自由に書く」という実戦を文章家に比べたら、
ほとんどやっていない。
競技タイパーの長文書きは一人もいない。
新配列勢は、実戦ばかりやっている。
武術と違うのは、人殺しをしなくてすむところなので、
ガンガン実戦(小説やエッセイや論文など)をやれるところだ。
だけど競技者ほどの身体能力はない。
むしろ、身体能力の無さを、
新配列という技術で補っている。
だから新配列の人は競技に出ても勝てるわけがない。
どこでコラボできるかなあ?
一つは、僕がKIHでやったような、
筆談(タイピング談?)インタビューだ。
リアルタイムで自由文を書くことで、
文章を書くのが苦手な人でも、
競技者のタイピングのすごさや、
新配列勢のタイピングのスムーズさを同じ土俵で比べられる。
もう一つは、
初見文章(2000字くらい?)を、
コピータイピングする競技かな。
変換込み、初見、そこそこ文章量あり、
で比較できそう。
競技者有利そうだけど、新配列も喰らいつけそう。
新配列勢に有利なのは、
「思うことを5000字程度書く」という、
エッセイ文かな。
準備なしでスタートできないと意味がないので、
出題から完成までをビデオに収められるとよいのだが。
競技者に有利なのは、
初見俳句や短歌のコピーだろうか?
歌詞レベルでも勝てないかなあ。
歌謡タイピング慣れてる人がいるから、
初見の知らない歌が出題できれば、
悪くない勝負か。いや、それでもコピーは競技者強そう。
あるいは「ここで一句つくって」でもいいか。
お題を出してその場でタイピングで詠ませれば、
実力と速度の両方で議論できる。
みたいな、総合競技をつくって、
競技者と新配列勢をデッドヒートさせると面白い?
事前練習されると困るから、
ガチでその場出題がいいと思うのだが、
それでどれくらいやれるのかは、
結構気になるよね。
僕は動画全体のディレクションや編集はできるが、
制作してくれる人(手配関係)がいないとなんもできないので、
誰か企画やってください。
ほんとは薙刀式代表で出たいし。
複数人vs複数人だと映えるけど、
1vs1でもおもしろいかな?
汽水域みたいな面白さが出てくるかな?
まあ、キャラクター次第もあるだろうか。
毎回大西さんや俺みたいなのが出てきたら、
お腹いっぱいになりそうだし。笑
僕は武術家サイド、実践派として、
競技タイピングは嗜む程度にしている。
タイプウェルを一時期真剣にやったけど、
「手が競技者になってしまう」ことを恐れて、
途中でやめた。
「普通の手の人が使えるもの」こそが、
普通の道具だと思ったので。
僕の目的はいい文章を書くことと、
それを書くのになるべく楽をして速くなることだ。
競技者の目的は、
大会優勝やタイムアタックだろうか。
たまには、
競技者もいい文章を書くのを目的にしたらどうだろう?
2025年04月12日
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