2025年04月13日

【薙刀式】何かが進化することは、何かが退化すること

Twitterから。大西配列を使っている人。
> タッチタイピングの併用は難しいけど、キー印字見ながらならQWERTYも普通に打てるし

「他のPCを使う時qwertyが打てなくなる」
という恐れに関する一つの答えがこれだ。

自分のPCは進化して、
よそのPCではサイトメソッドqwertyに退化する、
を受け入れるバランス感覚。


実際のところ、
大西配列とqwerty程度ならば、
ブラインドタッチで併用できる。

併用の練習をしてないから、
できないと思い込んでいるだけだ。

少しやれば、
切り替え時間の10〜15分は遅いけれど、
打ってるうちに体が思い出すようになり、
スムーズに打てるようになる。

その切り替え時間が、5分になり1分になってゆく。
秒で切り替えられるかは保証がない。
そのへんは人による。
その、多くとも15分のディスアドバンテージを受け入れるだけで、
自分の環境下では大きなアドバンテージがあるわけさ。

で、
別に併用の練習をしなかったとしても、
「qwertyは目で見て打てばいいや(サイトメソッド)」
と割り切るあたり、
損得勘定が上手い人だと僕は思った。

qwertyを標準運指でブラインドタッチするのと、
qwertyをめちゃくちゃ運指でサイトメソッドで打つのは、
僕は大差ないんじゃないかとすら思う。

qwertyが誰にも勝てないくらいに速くなるのは、
ブラインドタッチ×最適化みたいな、
特殊な訓練をしたときだけだ。
(そしてそんな特殊な訓練をしていいのなら、
その他の配列でも同じくらい行けるのでは?と思っている。
競技タイパーに我々が勝てないのは、
qwertyが優秀だからではなく、
彼らの工夫の膨大な時間に負けているだけだと考える)



配列を変えて生活が豊かになる、
というのはどのレベルをイメージしてるのか、
ということだ。

理想は、どのPCでも自分の配列が使えて、
みんな笑顔でハッピーになることだ。

でも現実そうではないのだから、
現実的な幸福を取る必要がある。

それは、配列を変えなかったときよりも、
幸福になってると僕は思う。


「配列を変えても共用PCで使えないんでしょ?」
という人は、
この現実的な幸福を取ることができないで、
完璧な幸福じゃないと満足しないタイプなのだろう。

共用PCでも使えるよ。インストール権限があれば。
つまりあなたが社長になればいい。
セキュリティ脆弱性はないから、
理屈ではインストールにリスクはない。
情報システム課を説得できる力があれば、
社長にならなくても使えるよ。

それができないなら、
現実の環境で最大幸福を取るべきだ。

そして、
共用PCでqwertyサイトメソッド+自環境で大西配列のほうが、
「より幸福である」
というのがこの人の主張だ。
僕も賛成する。


ということで、
これはひとつの現実解だ。
参考にされたい。
posted by おおおかとしひこ at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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