2025年04月17日

【薙刀式】膠着分岐の場合分けは、複雑すぎないか

動詞の活用拡張では、
いくらでもパターンが考えられる。
何を採用して何を採用しないか、
というのは結構迷う。
なぜなら日本語は色々くっつきすぎるからだ。

ラクダエンさんが整理した「する」からの展開表。
https://x.com/catfist/status/1912635946652340573


これはもう日本語が悪いのである。
次に展開する何かによってニュアンスが変わってくる。
本題+ニュアンス+ニュアンス
みたいな多重化もできる。

で、整理できるわけがない、
と僕はあきらめた口だ。笑


ローマ字だとまだ母音省略などによって、
打鍵数を減らす工夫が可能だろう。
するkrnh=するからには
みたいな圧縮入力を定義することはできる。
これはほぼAZIK的な考えだ。

でもかぶるやつがある。
ので=nd、のです=ndsにすると便利そうだが、
「など」をどうする?とかね。

上に引用した表中でも、
「であ」「だ」「で」をどうするか迷った跡がある。


こればかりは確率分布というより、
「自分がつけたいニュアンス」に左右されるので、
一意に決めたいところだ。
筆先のニュアンスだから、
機械の自動判断に任せる部分でもないし。


なので僕は諦めて、
素直にカナ配列にいった。
せいぜい数打に収まるからね。

こうしたニュアンスをつける言葉を、
すべて繋ぎの語扱いして、
それらを打ちやすく、つなぎやすくしてるのが、
薙刀式の配置(のつもり)。
拡張を考えずにカナだけ打てばいいように出来ている。

カナ配列でも省打入力を採用している配列もある。
シン蜂蜜小梅、ブリ中トロなどだ。
その配列では打ちづらい連接だがよく使うものを、
集めてあることが多い。

これに対して、薙刀式はシフト方式が複雑なため、
そのような拡張を許さないのではないかと考えられる。
色々手を動かしてて、
拡張の判断まで気が回らないのでは、
という感じ。

qwertyローマ字や月配列のような、
単純な入力スタイルだと、
拡張を用意しやすいのだろう。



というわけで、
根本的には日本語の構造が悪いのだ。

何にでもくっつき、展開して、
足していくことができる言語なのだ。

コンビネーションがいつも決まってる英語とは違い、
豊富な寝技の展開をもってる、
ねちっこい言語なのだ。

小回りを効かせるしかなくて、
カナ配列は、小回りの単位を単位打鍵として打てるから、
きめ細かい文が書きやすいのではないかと思う。
ローマ字は子音+母音に指が大回りしてるぶん、
省打入力を考えなければならなくなるのだろう。

ということでカナ配列はいいぞ。
posted by おおおかとしひこ at 13:12| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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