2025年04月18日

【薙刀式】新配列をマスターするときのばらつき

同じ時期に、
新配列の練習をたくさんの人がし始める、
それをTwitterで観測できる、
というのは大西配列がはじめてやったことだ。
社会実験に近いくらいの勢い?

例の動画は60万再生に近く、
毎日大西配列のことがどこかで呟かれている。
それをしばらくウォッチしてて、
気づいたこと。


人によって、
配列習得のばらつきが、
かなりあること。


順調な人でも一ヶ月はかかる。
大体それで実戦投入している。
全体の3割くらいかなー。

かかる人は三ヶ月くらいかかっている。
それでも元のqwertyを超えたという人はほぼいない。
全体の3割。

できない人は初日で絶望的だったりする。
これが4割くらい?

全然指が動かないとか、
イライラするとか、よく見る。
タイピングゲームやってみて最低スコアを晒してたりする。
一週間やっても全然で、
数ヶ月目にやっと自然に動くようになってきた、
くらいのパターンを見る。
(このクラスタの人は、
段階的練習を踏まず、
いきなり実戦投入したりいきなりタイピングゲームをやる。
結論がいきなり欲しい人ほどダメみたいな典型だ)

追跡調査は少ししかしてないが、
印象でいうとこんな感じ。


僕は配列変更に慣れてる(10配列くらいはやった。
そのうちqwertyを超えたのはカタナ式と薙刀式だけだが)
から、
その気になれば、
2〜3日で大西配列を覚えられると思う。
1〜2週間もあれば、秒2カナ以上にはなると思う。

こんなに配列慣れしてる人はまれだから、
ほとんどの大西配列挑戦者は、
「はじめて配列を変える人」なのだと思う。

だから、何も経験がなければ、
マスターするまで一ヶ月〜数ヶ月程度に、
ばらついて分布する、ということが言えそうだ。


これって大変じゃね?
2週間なら耐えられても、
一ヶ月、数ヶ月耐えるのは持たないと思う。

だから、
大西配列練習始めました!
の人は、
結構挫折してるのでは?
と心配になってきた。


数ヶ月のモチベの維持はかなり難しかろう。

その間にqwerty併用をしようとして混乱して、
悩んでしまうのもよくわかる。
これを1人で解決するのはかなり難しいと思う。

新配列習得中のqwerty併用の劇的なコツは、ない。
(使う物理キーボードを変える、環境を変える、
というのはこれまで言われてきたTIPS。
配列チェンジ時にルーティンの何かをすると、
切り替わりがスムーズかもしれない。
あるいは、無拡張ローマ字を使って、拡張系は使わないのが、
いいっぽい。
全然違うカナ配列なら混同はしにくいかもしれない)

qwerty封印が最善戦略で、
かつqwerty解禁後徐々にリハビリ、
と習得してからも苦難が待つ。

そこまでやってリターンが得られるのだが、
二週間ならまだしも数ヶ月はキツイな。



大西配列は、ローマ字系の中でも、
かなり修得が容易な配列だと思う。
濁音半濁音が規則的なのがよいところ。

それでもこれだけ苦難が待ってるとなると、
免許合宿みたいな集中コースがないと、
うまくいかないかもしれない。

車の運転より難しいかな。どうだろ。
免許持ってないのでわからん。

二週間集中配列塾、
いくらなら受けたいだろうか。
インストラクターとして副業できるかなー。



新配列普及の鍵は、
自助でしかない配列切り替えの苦痛を、
補助するシステムの整備かもしれないな。

それを組織的にやったのは、
親指シフトとqwerty。
タイピング練習ソフトやパソコン塾的な。
そしてその対応ソフトの数と、
時間軸で見た積分値が、
普及のパーセンテージなのだろう。

「便利だから普及した」のではない。
「普及させたから普及した」のだ。
「いいものが売れた」のではなく、
「たくさんあるものが売れた」という商売の法則と、
似ている気がする。
posted by おおおかとしひこ at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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