同じ時期に、
新配列の練習をたくさんの人がし始める、
それをTwitterで観測できる、
というのは大西配列がはじめてやったことだ。
社会実験に近いくらいの勢い?
例の動画は60万再生に近く、
毎日大西配列のことがどこかで呟かれている。
それをしばらくウォッチしてて、
気づいたこと。
人によって、
配列習得のばらつきが、
かなりあること。
順調な人でも一ヶ月はかかる。
大体それで実戦投入している。
全体の3割くらいかなー。
かかる人は三ヶ月くらいかかっている。
それでも元のqwertyを超えたという人はほぼいない。
全体の3割。
できない人は初日で絶望的だったりする。
これが4割くらい?
全然指が動かないとか、
イライラするとか、よく見る。
タイピングゲームやってみて最低スコアを晒してたりする。
一週間やっても全然で、
数ヶ月目にやっと自然に動くようになってきた、
くらいのパターンを見る。
(このクラスタの人は、
段階的練習を踏まず、
いきなり実戦投入したりいきなりタイピングゲームをやる。
結論がいきなり欲しい人ほどダメみたいな典型だ)
追跡調査は少ししかしてないが、
印象でいうとこんな感じ。
僕は配列変更に慣れてる(10配列くらいはやった。
そのうちqwertyを超えたのはカタナ式と薙刀式だけだが)
から、
その気になれば、
2〜3日で大西配列を覚えられると思う。
1〜2週間もあれば、秒2カナ以上にはなると思う。
こんなに配列慣れしてる人はまれだから、
ほとんどの大西配列挑戦者は、
「はじめて配列を変える人」なのだと思う。
だから、何も経験がなければ、
マスターするまで一ヶ月〜数ヶ月程度に、
ばらついて分布する、ということが言えそうだ。
これって大変じゃね?
2週間なら耐えられても、
一ヶ月、数ヶ月耐えるのは持たないと思う。
だから、
大西配列練習始めました!
の人は、
結構挫折してるのでは?
と心配になってきた。
数ヶ月のモチベの維持はかなり難しかろう。
その間にqwerty併用をしようとして混乱して、
悩んでしまうのもよくわかる。
これを1人で解決するのはかなり難しいと思う。
新配列習得中のqwerty併用の劇的なコツは、ない。
(使う物理キーボードを変える、環境を変える、
というのはこれまで言われてきたTIPS。
配列チェンジ時にルーティンの何かをすると、
切り替わりがスムーズかもしれない。
あるいは、無拡張ローマ字を使って、拡張系は使わないのが、
いいっぽい。
全然違うカナ配列なら混同はしにくいかもしれない)
qwerty封印が最善戦略で、
かつqwerty解禁後徐々にリハビリ、
と習得してからも苦難が待つ。
そこまでやってリターンが得られるのだが、
二週間ならまだしも数ヶ月はキツイな。
大西配列は、ローマ字系の中でも、
かなり修得が容易な配列だと思う。
濁音半濁音が規則的なのがよいところ。
それでもこれだけ苦難が待ってるとなると、
免許合宿みたいな集中コースがないと、
うまくいかないかもしれない。
車の運転より難しいかな。どうだろ。
免許持ってないのでわからん。
二週間集中配列塾、
いくらなら受けたいだろうか。
インストラクターとして副業できるかなー。
新配列普及の鍵は、
自助でしかない配列切り替えの苦痛を、
補助するシステムの整備かもしれないな。
それを組織的にやったのは、
親指シフトとqwerty。
タイピング練習ソフトやパソコン塾的な。
そしてその対応ソフトの数と、
時間軸で見た積分値が、
普及のパーセンテージなのだろう。
「便利だから普及した」のではない。
「普及させたから普及した」のだ。
「いいものが売れた」のではなく、
「たくさんあるものが売れた」という商売の法則と、
似ている気がする。
2025年04月18日
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