新配列の目的は実用なので、
A左小指やFJを使わないことを激しく非難する。
ところが、
わずか数分程度の競技レベルで、
このことが関係してくるとは思えない。
したがって、三段論法的に考えると、
速度重視配列の理想は、全キー均等使用なのではないか?
もちろん、
競技を目指すからには、
全指を等価に鍛えてるだろうな?
という厳しい前提のもとだ。
これは一見無茶だけど、
ピアノや楽器はこれを前提としている。
建前としてはね。
(現実的には弱い指を酷使するような楽譜はあまりないだろうし、
別の指で代替することも可能だろう)
速度重視の競技用配列をつくるなら、
小指だろうが薬指だろうが、
同指連打を避けるためには活用して、
なんなら8キーまで打鍵塊になるような、
全指酷使配列をつくるべきだと思う。
なぜ配列勢のつくる新配列は、
競技で結果を残してないのか?
小指薬指の弱い指を、競技活用してないからだ。
新配列の目的は実用なので、
何時間も打鍵し続けること、
壊れずにずっと書き続けることを想定している。
だから小指酷使は論外なのだ。
だけどその前提が、
数分以内の使用限定になったならば、
小指薬指を遊ばせておくのは、
無駄まである。
なので、
おそらく競技専用配列とは、
全指を等価に使うものだ。
3/30=10%なので、
10%:10%:10%:20%:20%:10%:10%:10%
の指バランスになる配列が理論値最強だ。
または、
各指を1/8=12.5%ずつ使う配列かも知れないし、
親指も使用して、
各指を10%ずつ使う配列が理論値最強かもだ。
だから別に、
qwertyのA=12%なんて、
10%くらいだから行けるんだよな。
A小指の批判の最大のポイントは、
「ずっと打ってたら折れるだろ」でしかなくて、
逆に「短時間なら折れねえわ」になるわけだ。
つまり、
競技レベルの高速打鍵では、
新配列の第一の前提、
「強い指をよく使い、弱い指はあまり使わない」は、
覆していいと思う。
それを取っ払ったときに、
何が見えるかは楽しみだね。
いろは坂は競技目的のカナ配列なので、
新配列の基礎的な原理をある程度無視している。
全単打設計、メジャー濁音別置という、
「鍛えればそっちの方が速い、
ただし長期間は知らん」
という原則だから速いのではないだろうか。
もちろん、
短期的に速いことと、
長期的に速いことがイコールでないのは、
ウサインボルトがマラソンで優勝できないことと同じだ。
スプリントレースには、
それ用の競技配列理論があって、
しかるべきだと思う。
僕は実用の新配列にしか興味がないが、
誰かそのうちやるでしょ。
その時にqwerty悪くない説はあるだろう。
僕は、qwertyローマ字を実用配列として使うのが、
ゴミだと思ってるだけだ。
そもそもなんで実用配列の実力を、
高々タイプウェルで測定するのかわからんよね。
実用配列の測定は、創作文で一ヶ月とかじゃないかな。
(測定が難しく客観性がないのは認める。
だからタイプウェル測定は目安でしかないのに、
目安にするしかないのが厄介なのだ)
2025年04月24日
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RTC出場選手の運指がこちらで伺えますが、
トップレベルの選手には小薬を使わず、人中で大部分をカバーしている選手も多いですよ
(もちろんテル選手のような標準運指の選手もいますが)
実際のところ、速く打てりゃいいんだよになってしまって、
競技速度に関する理論が打ち立てられてないのが現状だと思われます。
なので仮説をたくさん出しとけば誰かが検証してくれるやろ、
の精神です。
人中しか使わない人が小薬も使ったらもっと速くなった、
ということだってありえるし。
実験の積み重ねが共有されてればなあ…
その通りだと思います
その精神で、実は競技においても小指は悪なのでは?という仮説を出してみたつもりでした
仮説なんていくらあってもいいですからね