脳内発声がない僕からすると、
カナは脳内発声がなくて助かる。
ローマ字は脳内発声があり邪魔。
脳内発声がある人がカナを使うと、
脳内発声があるままのカナなのか、
脳内発声が消失したカナになるのか、
どっちなんやろ?
僕は前者じゃないかと思うが。
おそらく、
脳内発声のありなしは、
変えられない習慣だと考えられる。
そちらが第一優先であり、
それらが筆記用具に曲げられるべきではない、
というのが筋だと思う。
僕はたまたま脳内発声がなかったので、
「ローマ字は脳内発声を強制して、
カナなら消失する」
ことに気づいた。
カナを脳内発声させる人もいるんじゃね?
と思ったので、
「カナはその人の脳内発声にあわせる」
「ローマ字はどっちにしても脳内発声を強制する」
という性質がほんとなんじゃないか、
と考える。
脳内発声がある人が漢直を使うと、
Aという漢字を出すのにBCというアルファベットが必要だとしたら、
BCという脳内発声をするのだそうだ。
これは新たな音声言語を学ぶのに等しい。
脳内発声のない人の、
漢直の感覚については探せなかった。
体の感覚として学べるのか?
というのが不安なところ。
先日「かんじ1」で「感じ」、
「かんじ2」で「漢字」と書き分ける、
ナンバリングでの漢直を試しにやってみたら、
12だけ脳内発声があった。
まだ慣れてないから、指差し確認してるだけなのか、
慣れても消失しないのかはとても気になっている。
脳内発声がない人は、
調査によると10%〜30%くらいいるらしい。
これも読む時の調査で、
書く時の調査はなされていない。
(キー部での調査では、脳内発声なしが、
読み38%、書き25%であった。
まあ普段キーボード使い倒してる人たち、
という偏った母集団だが)
親指シフトを使う人たちの多くが、
「JISカナは濁音に2打が必要だが、
親指シフトは1アクションで良いので、
リズムが崩れない」というものがある。
これは明らかに脳内発声の話だ。
脳内発声のない僕が同時押し系の1モーラ1アクションを使うのは、
単に楽だからなのだが、
脳内発声のある人にとっては、
音と動作のリズムが合ってないと、
嫌なのだと思う。
じゃあローマ字はもっと大変よね。
ガチャガチャになっちゃう。
月配列を使う人は、
脳内発声があるのかしら?
ローマ字と似たような感覚になるのかしら?
脳内発声とキーボード配列の関係については、
全然調査されていないと思う。
僕が言い出した、まであるんじゃないか。
ただ、
訓練によって、
タイパーたちは内語(読みも書きも)を、
消せるようになるらしい。
つまり元々あったわけだね。
これは競技の間だけなのか、
実戦文章でもそうなのかはわからない。
誰か調査して。
逆に、脳内発声のない人が、
訓練によって常に発声させることは可能だ。
指差し確認点呼すればいいからね。
ただ、脳内発声なしの特質、
音に縛られない高速思考は、
かなり落ちてしまうので、
やる意味はよくわからないね。
(脳内発声がない人でも発声はさせられる。
たとえば難しい文章は、発声させて読む。
漫画とかは、
セリフを味わいたい時だけ出す)
あとは、
訓練すればローマ字でも脳内発声を、
「常に」消失させられるか?か。
僕は使いやすいカタナ式でも無理だったな。
子音と母音を意識していると、
どうしても音の感覚が伴う気がする。
逆にカナは「このカナはカ行だな」
という感覚はないからね。
だから、
傾向としてはカナが脳内発声なしに、
ローマ字がありに、対応しやすい、
というだけなのだと思われる。
しかしキーボード入力と脳内発声についてググると、
俺の記事しか出てこねえじゃねえか。
-薙刀式 -大岡俊彦で調べられたい。w
たとえばこの人は、
記号配置をリマッピングするのに、
音で配置しようと提案していて、
まさにこれは脳内発声ありの人のやり方だ。
https://qiita.com/rall_alice/items/1c5cafc15dc8a7ad6236
ちなみに僕の記号配置は、
日本語で使うやつだけ意味で並べている(薙刀式編集モード)。
カッコ同士並べて、?!同士並べて、
3点リーダとダッシュを並べている。
これは脳内発声のない人のやり方だと思うね。
残りは丸暗記してて、
手続き記憶ではなく、
宣言記憶からゆっくり取り出している。
薙刀式の、よく使う分だけ、
反射化されてる感じ。
話がズレた。
ということで、
脳内発声のもともとの素地を、
カナは反映して、
ローマ字は脳内発声強制、
という差があると思う。
訓練によって脳内発声は止められる、らしいが、
形式的な時(たとえば理解をスルーしたコピー打鍵。
カンニングノートをつくる時と同じだ)だけで、
自由に書くときにまで、
止められるという話は出てこなかった。
僕は最初からないため、その辺の感覚はよくわからんのだ…
2025年04月26日
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私は脳内発声のある漢直ユーザですが,漢直の打鍵列を文字で覚えるというのは,連想式ならともかく,無連想式の漢直では聞いたことないです.
少なくとも,私が見てきた漢直解説サイトでは,すべて,こういう覚え方は無連想式であることの意味がなくなるので “御法度” とされていました.
なので,無連想式の修得方法は完全に運動記憶のみです.
特定の言語などが思い起こされることがないため,思考が邪魔されず楽に入力できます.
貴重な体験談ありがとうございます。
質問があります。
手書き: 脳内発声あり
タイピング時、
ひらがな: 脳内発声あり
漢字: 脳内発声なし or 漢字を脳内発声
みたいなセットなのでしょうか。
漢字の脳内発声で、読みなのか、
無連想式打鍵列なのか、連想式打鍵列なのか、
という違いが人によってありそうです。
脳内発声の感覚は人によってまるで違い、
自分と違うのが信じられず、
他人のそれが想像できないという特徴があります。
僕的にはなんで脳内発声ありで漢字を書けるのかさっぱりわからん、
だったりしますね。
> タイピング時、
> ひらがな: 脳内発声あり
> 漢字: 脳内発声なし or 漢字を脳内発声
> みたいなセットなのでしょうか。
タイピング時も脳内発声はあります(仮名、漢字,また,自由文、コピー打鍵問わず).
発声される漢字の音声も,読むときと同じふつうの “読み” ですね.
ただ,脳内での発声と打鍵は直結していないような感じがします.
たしかに発声はしているのだけれども,指は勝手に動く(慣れている語であればですが……)といった具合ですかね.
手書きもそんな感じです.
と,思ったのですが,これは今このコメントを書いていて気づきを得たのですが,2 回ほど “発生” と打ちまちがえました.
なので発声による打鍵への影響は少なからずあるのかも知れません(自分でもよくわかっていない).
> 無連想式打鍵列なのか、連想式打鍵列なのか、
> という違いが人によってありそうです。
たしかに連想式の人あまり見ないので気になりますね.
私だったらふつうの読みで発声しつつ,打鍵時に連想側の音が割込みで発声しそうですね.
(これは脳内発声と関係があるのかはわかりませんが,そもそも私の場合連想性のあるものはずっと覚えられなかったりします;新下駄の拗音とかいまだに考えないと打てない;“じゃ” を打つのに “濁,ザ,ヤ” みたいな脳内発声が起こる)
> 脳内発声の感覚は人によってまるで違い、
> 自分と違うのが信じられず、
> 他人のそれが想像できないという特徴があります。
あまり脳内発声の有無は考えたことないので,たしかに逆の立場の感覚はよくわからないですね.
ちょっと調べたのですが,人によっては,脳内発声を介しないとあらゆる言語行動(読む、書くなど)ができないタイプの人もいるようですね.
つまり,脳内発声の中にも,それが必要な人と,勝手に起こるだけで,なくても読み書きできる人の 2 パターンがありそうです.
大変参考になります。
タイピングと脳内発声に関しては、
ほんとに最近わかってきたことなので、
サンプルの蓄積が重要です。
一応僕は脳内発声ありでも可能ですが、
めちゃくちゃ遅くなります。
ある程度の自覚的訓練が必要なんだけど、
自分にとってのデフォルトがあるような気がします。
デジタルに手を染める前からこうだったかはちょっと覚えてないですが、なんとなく変わりと代わりの書き分けは厄介な印象が……ってフリックで打ってて「かきわけは」が「かきわへ」に化けてまた笑いました。なんだろうなこれは、音的というより運動的な化けのような気はする
手書きでもたまに拗音同時押しとかしたくなるので、
運動記憶は混濁をたまにすると思います。
大脳と小脳の同期バグみたいなことかな。
言い間違いとかはそれで説明できそうだし、
「脳はやろうと思ってるのに体が勝手に間違える」
もたまにあるのはそういうことかなと。
そもそも「言う」という原始的行為ですらミスがあるんだから、
BSが近いのはいいことなのだ。