ターミネーターのように、
ある日AIが決断して核戦争を仕掛けるのではなかった。
マトリックスのように、
人類から電源を取る代わりに、
楽しい夢を見させてあげるのでもなかった。
バカがAIが生成した記事のケツを拭き、
それをバカが読んで、
アフィリエイトないし広告を稼ぐという、
バカのループの釜の蓋をあけたのだ。
詳しく検証していく。
DVORAKキーボードと QWERTY配列 の違いとは?
https://aqlier.com/2025/03/07/qwerty_dvorak/?utm_source=ReviveOldPost&utm_medium=social&utm_campaign=ReviveOldPost
まずURLが色々貼り付いてる。アフィ系だね。
そして記事内容は、あきらかにAIによるまとめで、
人間の知性が足りていない。
まずタイトルがおかしい。
> DVORAKキーボードと QWERTY配列 の違いとは?
ってなんだよ。なぜ「キーボード」と「配列」を比較する?
キーボード配列Dvorakとqwertyの違いとは?
キーボードのDvorak配列とqwerty配列の違いとは?
でええやん。
同じものの中のABを比較するのに、
なぜ違う言葉で比較する?
人間の知性、対比がAIは苦手だ。
LLMが逆拡散過程で文章を生成するかぎり、
言ってる内容の中に対比構造をつくることは出来ないと思う。
ガウス分布だしね。
詳しいことはおいといて、
タイトルくらい人間が直せや。だますつもりならさ。
もうこの時点でこの著者は、
AIに負けてるんよね。
内容に入ろうか。
配列、レイアウトの話をしているのに、
配列の図が出てこないのがヤバい。
本気で論じるつもりがないのは明らか。
へんな表をつくって比較した気になってるが、
「なぜそうなのか」を人間が考えるための材料、
ソースであるところの配列の図がないんよね。
あほちゃう。
なぜそれで推論できるというのか。
文章というのは、考えた材料を示して、
推論の過程を説明して、
その妥当性を訴えるものだ。
材料もない、推論の過程もない、
それらを飛ばした結果だけ羅列されている。
これは人間の知性ではない。
結果だけを取り込んだLLMの合成に過ぎない。
(推論の過程はさまざまだが、
結果だけはだいたい同じものになるため、
そこだけ確率があがるわけだ)
つまりこれは、平均化されたハルシネーションである。
それに気づかない著者の知性の低さがヤバい。
一つ一つ反論しよう。
> QWERTY配列 は、初期のタイプライターで文字キーの詰まりを防ぐために設計されました。その結果、頻繁に使用される文字が遠くに配置されることになりました。
これはソースのないデマだと、
タイプライター研究家安岡さんの著書で反論されている。
頻繁に使う文字連接、ER、DEあたりがくっついたままだ。
また打鍵技術的にいえば、頻出連接が遠いことは、
むしろ同指連打を防げるため高速化できるというのに。
図で示すと、
・・ER・ ・・・・・
・・D・・ ・・・・・
・・・・・ ・・・・・
と、隣接している。
このように簡単に反論できるのだが、
このデマがあまりにも有名なためAIが信じているわけ。
ちょっと人間の知性があれば、
「頻繁に使用される文字とは具体的になに?」
「遠くとはどことどこのこと?」
を検証しなければ、この説が妥当とは言えない。
それをやってないこの著者は、まともな知性の持ち主ではない。
> QWERTY配列 は、学校や職場で教えられることが多く、新しいキーボード配列を学ぶ必要がないため、学習曲線が低いです。
いやそれはqwertyの学習が容易であることの根拠ちゃうやん。
第二の配列をやらないから楽いうてるだけで、
qwertyを最初に学ぶ話してないですよね。
なんでこんなアホな文を堂々と載せるのかがわからん。
> QWERTY配列 とDVORAK配列の比較
この比較表が無限にアホ。
上の文章を表にしただけやんけ。
文章読めない人用かな?
この意味ある?
> まとめ
3回やったな? もっとうまくまとめろや。
いやー、
> 阿久梨絵でした!
あなたの仕事はAIが吐き出した文章について、
ソースを確認する手間をかけず、
ただ「重要箇所を赤文字にする」ことだけをしましたね?
あ、見出しの色を変えたりフォントや大きさを変えるのもやってるかな?
なんなら吐き出した文章を入力にして、
「この文章の大事なところを赤色にして!」
ってやってるだけかもね。
愚かな人類が、知性を持たずに、
AIの尻拭きをしている。
知性を持たぬ人類が検索して辿り着き、
ソースと推論なしの結論だけ覚えて、
この人はアフィリエイトを得る。
これがディストピアだと予言できなかったSF作家たちは、
底抜けに人類が愚かだと思わなかったのだ。
これに滅ぼされぬためには、
我々が知性をつけていくしかない。
アホに付き合ってる時間はないのだ。アホがうつる。
アホとはすなわち考えるのを放棄した怠惰のことである。
そして本屋はつぶれ、GoogleはAIに汚染されつつある。
明日はどっちだ。
2025年05月09日
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