インターネット黎明期、
アナログにあったインフラはデジタルにもありますよ、
と無料サービス化して、
アナログが壊滅したら、
広告を入れ始めたりサービス終了させたりして、
インフラが結果的に全壊滅することがある。
goo辞書、お前もか。
国語辞書、英語辞書、天気予報、株価、乗り換え案内、
干支やカレンダーなどは、
インターネット以前と以後で様相が異なると思う。
それぞれ必需品として、
いくらかのお金を払い、
各家庭にあるもので、
アナログ物体として存在していた。
それらがデジタルになり、
ネット内にタダであるから買わなくなり、
アナログ提供社が壊滅して、
物体がなくなった。
昔の会社には、広辞苑やカレンダーは常に置いてあり、
乗り換え案内の地図も貼ってあり、
時刻表の本もあったし、
都内の地図もあった。
それは全社にひとつではなくて、
各島に一つずつくらいの感覚だった。
これらを、デジタルの無料化が壊滅させた。
今度そのデジタルが、
収益化できなくなると、
切り捨ててサ終になる。
あれ?もうアナログのそれらが復活しないんじゃね?
辞書はかろうじてまだ生き残ってる。
天気予報は気象庁が税金で支えられている。
株価は日経がある。
乗り換え案内、やばいんじゃね。
カレンダーはまだ印刷会社が地元の会社の広告を入れたりして、
生き残ってるかもしれない。
Amazonが発達して地元の本屋がつぶれた。
ネトフリや配信が発達してTSUTAYAがつぶれた。
Amazonや配信がつぶれたら、
二度と復活しないのでは。
あまり考えたくないが、
電子本がつぶれたら、物理本が復活しなくなる未来もありえる。
naverまとめ、各種まとめサイトが、
雑誌を壊滅させた。
naverはサ終、各種まとめサイトは、
糞AI記事に侵食されてめちゃくちゃ。
ローコストのAI記事でハルシネーションだらけで、
ファクトチェックなんて何もしてない糞だらけ。
あれ?雑誌って二度と復活しない?
ロストテクノロジーが、
こうやって生まれているというのを、
我々は30年単位で目撃しつつある。
goo辞書にどこの辞書会社がデータを提供していたかはわからない。
その辞書会社は、NTTから契約を切られて、
30年失われたアナログの辞書を復活させる体力があるか?
内容は維持できても、
印刷や販路や広告はどうだろう?
30年前より本屋も減ったし、買う人たちも減ったぞ。
そのまま畳むのではないか。
水や電気だけがインフラではない。
人類のつくってきた知恵や知識こそ、
人類のDNAである。
そのインフラの伝承が、
アナログ→デジタル→サ終で、
途切れようとしている。
デジタルって人を幸せにしたんだっけ?
2025年05月18日
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