Twitterから。
> でも実は同時シフト配列より置きシフト配列のほうが安定性高いんだぜ……qwerty配列が強い理由でもある……
デマだ。
競技レベルの秒8カナ以降は同時シフトが打ちにくくなることは分かっているが、
実戦文での秒5カナ程度では同時シフトが誤動作することはなく、
めちゃくちゃ打ちやすい。
究極の話をすれば、
という前提条件が欠けていて、
そしてその究極の状態とは、
文章を書くことから離れすぎた、
「何も考えず流れてくる文字をベルトコンベアのように打つ」
競技においての話だ。
速度帯で言えば倍以上の開きがある。
トップレベルでは最大秒20打≒秒12カナ。
その世界には同時打鍵系で辿り着くのは難しい、
という話である。
そして、そもそも普通の人が、
どんな配列を使ってもその領域に辿り着くことは難しい。
なので好きな方を使いなはれ、
としか言いようがない。
文章を書くのに必要なのは、
秒5カナあればよい。
そしてそもそもそんな高速で書き続けるのは不可能だ。
計測によれば、
僕の日記文レベルのペース、
1500字(変換後)/10分で、
平均秒3カナであることがわかっている。
もちろん考える時間や修正する時間、
平均打鍵数は下がっているので、
「打っている時間帯」だけを取り出せば、
まあ最大でも秒5カナ打てりゃ問題ないだろう、
というのが僕の経験則だ。
つまり、競技レベルが異常なだけ。
もし競技で一番を取りたいなら、
前置系配列、月系を使うといいかもしれない。
だけど月の記録は現在のトップレベルより遅い。
膨大な幼少期からの練習量と、
高々数年月配列を練習した量の違いであろう。
才能の差もあったかもしれない。
RTCシーンでは最年少タイパーが活躍しているから、
実は究極の速度とは配列ではなく、
若さだという結論だったりしてね。
そんなのあらゆるスポーツにいえるよね。
若さが技術を凌駕し、
技術が若さを抑え込む、
その拮抗が秒20打を次の速さに引き上げるだけで。
それと、
文章を書くことは関係ないと僕は考えている。
我々文章書きは究極の文章を目指すが、
究極の文章とは最高速で書いた文章ではない。
また、競技の人は文章を書いてない。
競技の人が文章を書く速度は1600と、
高速訓練してない僕の1500と大して変わらないことが分かっている。
(サンプル1。もっとサンプル集めたいのでみんな書いて!)
秒12カナの競技では、qwertyとJISカナしか結果を出していない。
秒10〜8カナあたりで、月配列が新下駄を上回った。
〜〜〜〜競技と文章の境目〜〜〜
秒5カナあたりで、
薙刀式や新下駄や飛鳥や大西配列が活躍している。
秒3カナあたりで、
親指シフトやqwertyが使われている。
ざっくりこのように俯瞰できると思う。
薙刀式、新下駄、飛鳥は同時シフト系だ。
秒7カナ以上出したいかどうかで、
同時シフトにビビるかが決まるだろう。
薙刀式でYouTube検索すれば、
1500字/10分の指の動きはわかる。
競技シーンはRTCで検索すれば良い。
どうなりたいかだろう。
文章を書くのに競技レベル速度はまったくいらない、
むしろ最高速競技理論は文章書きの邪魔まである、
と僕は考えている。
運指最適化も、日本語では不自然な節でのチャンク化も、
脳内の文章をよくすることに寄与しないからね。
2025年05月24日
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