親指シフトはかつて最速であったが、
今は競技タイパーにダブルスコア以上
(親指シフト=920字(変換後)/10分、現在はqwertyで2000)だし、
実用では薙刀式に遥かに及ばない。
(創作文で1500字(変換後)/10分に匹敵する動画出して)
だけど、
かつての記憶から、親指シフト最速伝説はなくならない。
そんなに当時競技やってた人もいないし、
リアル目撃談なのかなーと思ってたが、
そうだ、パソコン通信があったわ。
Twitterから。
> チャットで一番速かったのはやっぱ親指シフター。
ここだな。
おそらくパソ通時代の話だろう。
パソ通やったことないから想像だが、
2ch的な掲示板的な、
teamsやdiscordのようなチャットだとすると、
レスまでの速度で「速い」が決まると思う。
自分がqwertyでカタカタやってるよりも、
速くレスされるたびに敗北感がつのり、
そんなの何年もやってたら、
絶対勝てないという脳内格付けがされてしまったのではないか?
なるほど、
変だと思ったんだよな。
実際に競技で負けたとかでもないし、
動画があるわけでもなし、
リアルで目撃したとしても、
文章完成速度ってなかなか分からなくて、
手元の動きだけではえーとか言ってるだけでは、
などと思ったのだが、
「文章完成速度の実感」として、
「わたしは親指シフトに日々負けた」があれば、
親指シフト最速伝説になるんだな。
今もニフティサーブが盛んならば、
僕は薙刀式で参戦して、
古参シフターとレスバできたのになー。
「親指シフトという最速入力法があってね…」と、
今の新配列にアップデートされてないことも気になってたのだが、
「今はなきパソ通の記憶」が発祥だとすれば、
アプデされてないことにも納得がいく。
今の競技シーン見てないやろ、
薙刀式打鍵動画見てないやろ、
などと反論しても無駄なんだな。
あの記憶と実感には勝てないわけだ。
仮に現代の戦争が第二次大戦よりも過酷で高速だとしても、
老人の実感は第二次大戦で止まってることと同じだろう。
こういう人は「今でも親指シフト使ってる人いるのだろうか」
と呟くんだけど、実際に調べないのも、
疑問ではなく詠嘆にすぎないんだな。
それは鳴き声であり議論ではないのだ。
都市伝説の正体は、
直接見た目撃談ではなく、
レスバの敗北というバーチャル上のゴーストであったか。
そりゃ都市伝説になりやすいわ。
2025年05月24日
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