何故なら俺は後退などしないからだ。
前進するのが男というものである。
そういう人は「後退」キーなど押さない。
もっと的確な訳語を考えよう。
訂正、修正、消去などもよくない。
間違ったり消したい過去があり、
それをなかったことにするのは男ではない。
そう、
孫正義が、
「髪が後退しているのではない、
私が前進しているのだ」
と言ったようになりたい。
薙刀式のBSは、そういう前向きな意味でU位置にある。
上書き、とでも訳そうか。
上塗りでもいいが、恥を上塗りしそうなので、
上書きとしてみた。
重ね塗り、重ね書きでもいいか。
油絵のように、色を重ねて、
よりよくしていくイメージにしたいものだ。
直してよくならないのは直しではない。
だから直しでもいいんだけど、
なんだかNG食らったみたいで後ろ向きの言葉だ。
高みを目指すキー、といいたいくらいだ。
競技タイピング、コピータイピングでは、
BSはできれば0回がよいという。
訂正する時間がロスだからで、
ロスするくらいなら速度を落としてでも正確性をあげるべき、
などと言われる。
BSを使うのは、つまりミスの訂正という、
後ろ向きの意味しかない。
薙刀式のBSは、創造的前向きの意味がある。
重ね塗りしてより良くするためにあるキーだ。
前進キーと呼びたいくらいだ。
…まあ、伝わらないのでBSとよぶ。
せいぜい、リトライキーと呼びたいがね。
「後退」と訳したやつはBSを使えない地獄に落ちるべき。
1ミスしたら死ぬ地獄ね。
「創造的前進」と訳したやつは、
高みに登るしかないよな。
2025年06月02日
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元々はそういうキーだったんですけどね
タイプライター時代のBSは、カーソル位置を戻すだけで削除はしないので
a→BS→^ → â
のような使い方がされていました
タイプライター時代のアクセント記号とBSの位置って、
近かったのかなー。
むしろ親指側にあってもよかったのに、などと、
21世紀の今なら思えますね。
たぶんAltGR(右Altのヨーロッパ規格)は、
その辺を意識してるんだろうけど、
だいぶ遠いし、
アクセント記号の位置はめちゃくちゃで、
だからフランスがキレてBEPO配列をつくったのでしょう。
(普及度を知りたいけどフランス語に詳しい人求む)
あと$記号がないから、S→BS→Iで補完、というのは聞いたことあります。
それがめんどくさくなって$単打になったのかな。