2025年06月03日

【薙刀式】キー配列触れ初め

今の人たちがキー配列変更に触れる最初は、
JIS/USもあるかもだけど、
AutoHotKeyとか窓使いの憂鬱ではなく、
自作キーボードが多いと思われる。

Twitterから。
> 自作キーボード、スペースバーの隣にエンターキーあるの便利すぎて会社の普通のキーボードにキレてる

いいぞもっとやれ。


日本語入力において、
確定キーをエンターにしたやつは、
日本の生産性を下げた罪が8%くらいある。

この8%は、僕がエンターキーを押す頻度だ。
(もっとも、薙刀式の句読点確定や記号確定もカウントされているので、
純粋にエンターを使うのはもっと少ない)

そんなに使うキーを、
小指のあんなに遠くにする意味がわからない。

人にもよるが、
エンターの頻度はおおむね5位以内に入るくらいだと思う。
頻繁に確定する人なら、1位の可能性すらある。


このエンターキーを打ちやすい位置に動かすのは、
キー配列(論理配列)を考える、
第一の手であると思う。

仮に、今の変換キーの位置に動かしてみよう。
確定のたびに親指ホームに置いた親指でOKなのだ。
こんなに楽勝なことはない。

だからこれに慣れると、
ふつうの小指エンターにキレるのも当然だ。
「なんでそこなの? バカなの?」と。


もっといい方法があるというのに、
それより不便な、愚かな方法を使うのはなんでか知ってる?
「みんながそうだから」なんだって。
日本人はバカなんじゃないか。
そう思って当然だ。

だから賢い人は、みんな配列を変える。
変えられるんだ、変えていいんだと、
何らかの方法を知ることができればね。


2000年代に入った頃、
窓使いの憂鬱やのどかなどによって、
配列変更ブーム?があった。
AutoHotKeyでスクリプトを書く人もいた。
それらが今流行ってないのは、
それらがOSアプデで使えなくなったからだ。

正確に言うと使う方法もあるのかもだが、
やり方の伝承が途切れたから、というのが正解か。


僕が「配列がおかしいのでは?」と気づき、
調べ始めたのは2017年ごろ、8年前だけど、
その頃にはまだ2ちゃんのログがあり、
Twitterもそんなに流行ってなくて、
沢山のブログがヒットした。
そんなのを読み込んで僕は配列デビューした。
ローマ字配列カタナ式を自作してね。

以後、カナ配列薙刀式を自作して現在に至る。

今2025年段階で、
検索しても僕のブログばかりが引っかかるため、
これより昔、深奥には辿り着けないのでは、
と迷惑をかけているかもしれないことを謝りたい。

なので検索するときは、-大岡で除外検索すると、
僕が調べたときの状態が見れるかもしれない。



まあ、なんにせよ、
エンターがあんなところにあるのは変だ、バカだ、
と気づけたのは、
自作キーボードのおかげだというのが、
今っぽいね。

キー配列のことを真剣に考えていれば、
自作キーボードに辿り着くのは当然だし、
自作キーボードを使ってれば、
キー配列のことを考えるのに辿り着くのも当然だ。

エンターだけが変なのではない。
BSも、カーソルも、シフトも、
日本語を書くのにめちゃくちゃな位置にある。

そして、アルファベットも、カナも、
めちゃくちゃな位置にある。
僕は、文字を書き、文章を書くのに、
qwertyローマ字を使うのも、
JISカナを使うのも、バカだと思っている。
こんな無駄な運動をしてて、
思考にエネルギーを割けるわけがない。
思考とはもっとエネルギーを使うものであり、
qwertyやJISカナに割り振るエネルギーなどない。

もし「私は書ける」という人がいたら、
よほど思考にエネルギーを使わないバカだけだ。

IQの高い人ほど、
考えるのにエネルギーを使う。
その高度な思考をやったことがない人なのだ。

これはあくまで僕の意見だ。
間に受けるもヨシ、反論するもヨシである。



というわけで、
エンターキーを合理的なところに置くことの、
意味や意義がわかったら、
次は「別のキーもそうなのでは?」と考えるのが当然だ。
そしてそれは、
自作キーボードがあれば自分で試行錯誤可能である。
そしてそれが大体形になってきたら、
「文字もそうなのでは?」と思うのが頭の良い人の考えだ。

段階的にやれば時間と手間がかかるが、
幸い、文字配列に関しては、
先人の名作がたくさんある。
それらを調べて、
気に入ったやつをマスターするだけでいいかもしれない。


もちろん、
それらのエミュレータ(配列を変えるなんらかのソフト)が、
OSアプデによって使えなくなることもある。
そしたら、それをまた継ぐ人が出てくる。
配列を変えることの合理性を知ってしまったら、
qwertyにキレること必定で、
できる人がやってくれるだろうからね。
僕らはそれに感謝して、使い続ければ良い。

カナ配列薙刀式を使うのは、無料で良い。
お金を払って応援したければ、
紅皿か漢直WSかKarabiner-Elementsに寄付されたい。



エンターひとつなのに、
人がキレるまであるわけ。
よっぽどやで。
それくらい、不合理な配列はバカだ。

賢い人には、ノーブレスオブリージュがある。
次の賢い人や、大衆を導く義務がある。
目覚めた人はその役割を担ってほしい。
そしたら、キー配列を合理的にすることへの、
波が生まれる。
posted by おおおかとしひこ at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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