Twitterから。
> 大西配列の拡張風味を去年辺りか、ずっと使ってるんだけど、左右交互打鍵はあんまし根拠のない幻想な感が拭えない。
この人が左右交互打鍵についてどんな期待をしてるのかわからないが、
間違った期待をしてる限り、なんでも幻想になるだろう。
左右交互打鍵に関する誤解?は、
以下のようなものだろうか。
・素晴らしい打鍵法
・高速打鍵法
・最高の打鍵法
そんなにすごいものだと思ってると、
幻滅するだろうね。
実際には、
・使いやすい
・左右のバランスが偏らない
・リズミカルに打てるよ!
あたりがメリットかな。
ぶっちゃけ、
・アルペジオのほうが速いものがたくさんある
・ただし片手連打では遅いものがたくさんある
・左右が詰まってくると、右が左を追い越したりすることがある
・何が正解なのか、決着はついていない
だ。
これらを言わずに、
左右交互打鍵最高!って言ってる人は、
悪意があるか、無知かのどちらかだ。
とくにローマ字配列で、
左右に母音子音を分離していると、
分かりやすく扱いやすいし、
ついでに左右交互になるよね、という程度だ。
母音子音を混在させる配列だと、
アルペジオを使えるので高速になる可能性があるが、
同指連続も増えそうであるため、
誰も研究していないね。
左右交互打鍵だと、
片手連続の悪運指を完全に避けられる。
母音子音を左右混在させると、
悪運指を避けられなくなるので、
どの程度まで許容するのか、
ぶっちゃけ誰も研究してないだけだ。
なので最初のペンギンになってくれ、でしかないなあ。
ちなみに大西配列の解説ページだと、
> 母音と子音が左右に分かれています。
> 日本語の約83%を両手で交互に打鍵できます。
それはすごいことなのかどうかは何とも言ってない。
> ほかにも、片手内でよく連続する2打が打ちやすいこと、英語やプログラミング言語も打ちにくくないこと
それが高速であるとか、最高とはちゃんと言ってないんだよな。
交互打鍵率が上がるほど高速とも最高とも言ってない。
アルペジオが打ちやすい配置であるとか、
英語は悪くない、
レベルしか言ってない。
まあこれも、商品にちっさく書いてある注意書きといえばそれまでだが、
そこに夢を見すぎる人も、悪いといえば悪い。
30×30=900種類の2キー連接について、
実際の速度を測定した僕の900連接調査によれば、
速い順に、
右アルペジオのうち高速なもの
左アルペジオのうち高速なもの
左→右
右→左
右手連続悪運指
左手連続悪運指
であったので、左右交互は尖ってなくて丸い、
しか分かっていない。
http://oookaworks.seesaa.net/article/490739021.html?amp=1
上から得られる考察は、
・右アルペジオ最優先
・左アルペジオで速いやつが次
・左→右はどれも平均的に速いのでメインに使える
・次は右→左
・悪運指は同指連打のうち、特定の組み合わせ
かなり悪いものもあるので注意
くらいなものだ。
逆に、左右交互が最高だというデータでもあるのなら、
見てみたいくらいだ。
あったら教えてください。
僕は、様々な無知が原因では?と思っている。
2025年06月07日
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