2025年06月07日

【薙刀式】4〜5文字後を指は準備している

次の文字を指が打つわけではない。
だいぶ前から指が準備していないとスムーズに打てないものだ。
ということは、だいぶ前から指がそれを打とうと動いている。
打鍵組み立てができているということだ。

自分を観察していると、大体4〜5文字前から準備しているみたいだ。


思う→4〜5文字ぶんスタック領域がある、同時に指が準備する
→次々に文字が打たれていく
→同時に思い、スタックされていく

という循環があるのだと思われる。
常に数文字スタックされているときもあれば、
0になって少し考える瞬間もあるだろう。

思考速度は指の回転やスタック量と関係するのだろうか。
あまり速いと指が追い付かないから指が追い付くまで待つのだろうか。

かつてqwertyローマ字を使っていたころ(530字/10分)
に比べて、約3倍(1500)になっているので、
指が思考に追いつき、リアルタイム反映できているような感覚はある。

ただし、完全に思考の状態ではなくて、
「今の思考を日本語文章で書くとしたら」という変換が挟まれ、
さらに漢字変換などをしているから、
結果、純粋な思考よりもおそらく遅い。

僕の、4〜5文字という数値は内容や思いつきによって変動しうる。
1〜2文字先しかスタックしていないこともあるが、
最大は4〜5くらいという感覚かな。
文字の単位はカナだ。

これがローマ字だと、
6・8〜8・5アルファベットをスタックしている換算になる。
可能なのかしら。
短期記憶に入らなさそう。
入ってマジックナンバー7程度なんじゃないか。
まあアルファベットじゃなくてカナだと認識していれば、
4〜5カナのスタックはできそうだ。

7カナ以上の記憶は短期記憶でいけるかな?
何かしらの圧縮がいるのかしら。
絵による記憶法とかね。
同時通訳ってどうやってるんだろうね。
すごい集中力がないと無理そうだ。

僕は、だらだらとした思考と集中力でやりたいので、
4〜5カナのスタックで十分なのかもしれないが。

薙刀式にも習熟してきたので、
最近は5カナくらいは一気に書くことは普通だ。
このスタックに影響されている説もあるし、
日本語が5音で文節を作りやすいことも関係している。
で、7行くのかしら、と思っていたんだけど、
めったにそういうことはないみたい。
5+2とか、4+3とか、分かれてスタックされているような感覚がある。


そもそもこの現象に気づいたのは、
今ひそかにv16を改造していて
(発表したばっかりやないかい)、
「ね」の位置をW裏を試しているのだが、
まあまず慣れていない位置なので、
直前まで指が準備できなくて、止まることがあるんよね。

今のでいうと、
「があるんよ」まで打ったあと、指が「ね」の位置にいなくて、
一瞬止まるということ。
これをv16で打ってみたら、
「があるんよね。」と滑らかに打てるので、
指はだいぶ前から意識しているんだなあ、ということが判明した。

右中指だけで見ると、「る」のあと「ね」が出番なので、
間に2個休みが入っていることになる。
だから右中指的には3文字前から準備している、
ということになるだろう。
だけど自分の意識としては、「あるんよね」という一塊で考えているから、
それを指に送って、順次パケット分けしといてくれ、
という感じかな。

おそらくだけど、
ローマ字方式よりもカナ方式が優れているのは、
この先行パケット量が、少なくて済むからじゃないか、
と考えている。
同じ4〜5カナが、6・8〜8・5アルファベットになってしまうからね。
思考への影響は、少ないほうがいいのではないか、
ということだ。

手を動かしながら考えるとき、
ギア比が違う感じじゃないか、という説。

もちろん、これが漢直になればもっと少なくて済むだろう。


薙刀式が有利なのは、ほとんどが同時押しで済むので、
頭に負荷が少なく、パケットを少なくできることじゃないかなあ、
などと思っている。

タイピングが速いか遅いかはどっちでもいい。
手の負荷が少なくて、思考を邪魔しなくて、思考に追いつくものがいい。

タイピング大会の速度は、上のどの要素ともあまり関係がないのではないか。
(まあ競技レベルに速ければ「思考に追いつく」は達成できるだろろうが、
その練習量に見合ったリターンとは思えない……)
posted by おおおかとしひこ at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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