tkenさん:
> 「られる」の運指は幸花配列の「kdpu」が好き。幸花は左右交互率が高めに設定してあるので、ここ5〜10年の片手アルペジオ重視の流れとはちょっと違う性質なのだけど、よどみなく無理のない運指が続く打鍵感は一度体験する価値があると思う。
そんな配列なのかー、とあらためて配列図を眺めてみる。
幸花配列(以前「月配列一覧」でまとめた記事から)
【単打】
こなとけろ むるいのれめ
たて☆かは っん☆゛しー
すょせきさ くう、。゜
【シフト】☆のあとに続けて打つ
ぁねやほゆ ぬわあにぇ「
ぃおらもふ ゃつまちえ」
ぅゅそよへ みりひをぉ
月配列は配列図が少なくて便利だなー。
中指の上下段の繋がり、
それと逆手側への繋がり、
そして単打の同指連打が少なければ、
「ずっと続く運指」が可能になるはずだ。
(たとえば配列図を眺めても、
゛と同指になるのは濁点のつかないカナだし、
ゃゅょと同指にイ段カナはないし、
っのあとにKSTHの促音になるカナを置いていない。
「く」が例外だが、「っく」はあまりないだろう。
なお都度シフトなので、
シフト文字→シフト文字は、同指連打を気にする必要がない)
左右交互やアルペジオなど置いといて、
そういうアプローチもあるんだなー。
ためしに空で打ってみたが、
たしかに繋がりは繋がる感覚だけど、
薬指や小指をかなり使うことがわかる。
左薬指の、なてょねおゅは結構な負荷だし、
右小指は外側に2つもあり、
しれめーえは結構な負荷を感じる。
左小指のこたすは、す以外わりと重鎮。
「これ」がQPなのはいきなり僕は無理。
なるほど、これらを厭わない、
よく動く丈夫な指があれば、
「ずっと続く滑らかな運指」は実現しそう。
キー配列をつくるとき、
その人の打鍵能力が、
その配列に必要な基礎能力になりがちだと思う。
飛鳥は英語スラスラ打てる程度は必要と言ってたし、
新下駄は華麗な、左右対称的な指使いが必要だ。
いや、単に僕が能力が低いだけか。
qwertyすら打てないスタートだったからねえ。
薙刀式が広まっていきつつある理由の一つに、
「みんなそこまで打鍵力高くねえよ」
がある可能性があると思う。
僕は薙刀式をつくり、使いこなしてる時点で、
まだqwertyローマ字をブラインドタッチできなかった。
(最近は遅いけどできるようになった。
つまり僕がカタナ式をつくり、
薙刀式を何年も使うまでの間、5年くらい、
僕はqwertyローマ字のブラインドタッチにかかったといえる。
しかもトータル8年くらいかけて、
まだ実戦レベルじゃないという始末)
それくらいqwertyはブラインドタッチするのに、
指の能力が必要な配列だと僕は思っている。
というわけで、
月配列や新JISは、
そもそもある程度のタイピストじゃないと使えないんじゃね?
などと、僕には見えている。
Q「そ」だけで僕は尻込みしちゃう。
そこそこ指に自信がある人には、
幸花は面白いんじゃないかな。
ただし疲労のほどは保証できないな。
疲れそうで心配…
どれくらいの使い手がいたのだろう?
いまだに使ってる人いるのかな?
月系の中では名作のひとつだと思うけど、
配列図以上の情報があんまりないよね。
2025年06月09日
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