2025年06月23日

【薙刀式】めとねの連接を詳しく調べた

め、ねは頻度はめ>ねなんだけど、
なんか「ね」は局所的に使う場面がある気がする。

kouyさんの100万字統計から、
2連接でメジャーどころって何があるのやら、
と調べてみた。


頻度の高い連接順。

 めい1300 ため1010
 めん752 めー643 めに563
 めて556 める488 じめ476
 とめ402 うめ365 んめ360
 めた342 つめ342 め、336

 ねん1411
 ね。652 ねっ416 すね336

「め」のほうが頻度が高いだけに、たくさんの連接が存在する。
だから「め」を優遇するのが当然の戦略だ。
しかし「ね」は「ねん」だけが突出している。
そして「ねん」ほど「め」の出る連接がない。
なるほど、ピンポイントで局所的に出る、
という感覚は、数字にも表れている。

じゃあどっちを優遇するのか、
で考えると「め」なんだけど、
「ねん」だけをケアできれば合理的、
という判断になるのかもしれない。

v16の「ねん」は【,】,と、
同指連打であまりよろしくない?

現在私家版で多少いじっている版だと、
「ねん」は【W】,なので、
どっちがましか、でしかないか。
「年々」とかに連続することもあるので、
判断が難しいところだ……。


これらを考えると、「ね」の位置はかなり敏感な、
ピーキーな位置関係になる。
これまでずっと「ね」はさまよえるカナで、
頻度が低いマイナーなカナにも拘わらず、
位置が微妙だと指が痛くなるという経験則があったが、
ねんをちゃんと見ていなかったなあ、
と反省。

こんな話、カナ配列の設計でほとんど聞いたことなかったよなあ。
こんなに「ね」の位置関係について、
誰も考えていなかった、というのが事実だろう。

頻度がマイナーだと、
全般的に他との連接が下がる、
というモデルではなく、
特定の連接は異常に残り、
他がなくなっていく、
というモデルかもしれないね。

つまり、偏る、ということだ。
その偏りを、各カナについて精査したほうがいいかもしれない。
posted by おおおかとしひこ at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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