2025年06月23日

映画の惨敗をキャストに背負わせる習慣をやめよ

映画「フロントライン」の興行的惨敗が、
小栗旬のせいになってて首を傾げる。

小栗旬主演「フロントライン」を襲った田中圭の"不倫騒動"…プレーイングマネジャーの限界露呈
https://news.livedoor.com/article/detail/29013996/

見てはないのでアレだけど、
僕がおもしろそうな企画だと思ったのにスルーした理由は、
「フロントライン」という意味不のタイトルゆえだ。


まだ、
「ダイヤモンドプリンセスの14日間」とか、
「水際を抑えた男たち」とか、
「上陸を阻止せよ」とか、
「コロナ第一発生地点」とか、
「あのコロナの最初の場所、
ダイヤモンドプリンセス号で、
コロナを水際で止めた医療チームの話」
だとわかるタイトルなら、
「見てもいいかな」と思ったと思う。

また、劇場でチケットを買おうとした時に、
その関連する単語があれば、
まだ思い出せると思う。

だけど「フロントライン」、お前はなんだ?

なんで「最前線」じゃないの?
フロントライン=最前線という知性は、
ほとんどの人にないよ?
前……線……どういう意味?で止まるよ。
よくわからないものに人はベットしない。
だから見られない。

どうしてそのことが、
わからないのだろう?

その程度もわからない人がつくってるものは、
たぶんおもしろくないよ。
だから見ないね。

軍事用語としての「前線」って陸上をイメージさせるよね。
「水際」「上陸」のほうがよっぽど絵にあってるやん。
その程度の言葉のセンスがない人のつくるものが、
信用に値するかな?



企画はおもしろいよ。
よく通した。
でも、実際のドラマが予告から伝わってこない。
題材以上のドラマがなさそうなんよね。

まあ、じゃあいいかって思ってしまう。


いい加減、主演のせいにするのやめなよ。
脚本がつまらないから売れなかった、
って断定しなよ。

見てないのでわからないけど、
タイトルだけ見て「おもしろそう!」って言う人いないでしょ。
posted by おおおかとしひこ at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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