ローマ字よりもカナ配列のほうが合理的なはずだ。
2文字打つより1文字を打つほうが、思考としては楽なはず。
それは明らかなんだけど、
カナは複雑に見えてしまい、尻込みする人が多いと思う。
僕もそうだった。
だから、カナ系の見方をいくつか伝授しておく。
ローマ字系の新配列の見方は、わりと簡単だ。
大きくは母音と子音に分けて、見ればよい。
子音は、清音と濁音と半濁音を見ればよい。
拗音のYと母音と子音の動線を見ればよい。
っ、−、んなど、特別なものがどうなっているか、見ればよい。
、。がどういう流れになっているか、見ればよい。
二重母音がどういう流れになっているか。三大頻出はAI, OU, EI。
これらを見れば、大体の配列の構造がわかる。
これに対して、カナをどう見ればいいか、
分からないと思う。
「いうんかのとした、く」がベスト10だと言われても、
そんな意味のないものは覚えにくいしね。
なので、全然違う見方を提案してみる。
・代名詞を見る
おれ、ぼく、わたし、あなた、きみ、かれ、かのじょ、
これ、それ、あれ、どれ、だれ、これら、それら、あれら、
ここ、そこ、あそこ、どこ
などなど。
薙刀式だとこんな感じ。
単打 センターシフト
・き・し・ ・・・・・ ・・・・・ ・・よ・・
・・とか・ くあ・・・ ・み・・・ ・の・・・
ほ・・こそ たな・られ ・・・・・ お・・わ・
()を同時、【】をセンターシフトとして。
おれ【N】/ ぼく(ZJ)H わたし【.】NR あなたJMN
きみW【S】 かれF/ かのじょF【J】(RJI)
これV/ それB/ あれJ/ どれ(DJ)/ だれ(FN)/
これらV/. それらB/. あれらJ/.
ここVV そこBV あそこJBV どこ(DJ)V
・助詞、助動詞を見る
て に を は で が には とは では
から まで の も なら ない
られる される させる ている
などなど。
同様に薙刀式だと。
単打 センターシフト
・・て・・ ・・る・・ ・・・・・ ・さ・・・
・・とか・ ・・い・・ せ・にま・ ・のも・・
・・は・・ ・な・られ ・・を・・ ・・・・・
てE に【D】 を【C】 はC で(EJ) が(FJ)
には【D】C とはDC では(EJ)C
からF. まで【F】(EJ) の【J】 も【K】
ならM. ないMK
られる./I される【U】/I させる【UA】I ているEKI
これらが打ちやすい配列は打ちやすいと思う。
単語単位のタイピングゲームではカバーされてない部分で、
こうしたものをハブとして、
日本語は書くものだと僕は考えている。
他にも見るべきところ。
・拗音をどう打つか見る
同時押しで1モーラ2文字を出す気持ちいいものもあるし、
2動作で出す系もある。ゃゅょがどこにあるかは要チェック。
拗音は出現率3%なわりに、熟語には頻出するなど、
ここが気持ちいいと打ちやすさが違う。
・、。っーがどこにあるか見る
ローマ字と同じだね。「ん」は単体であるから他を見よう。
他にも、よく打つ言葉がどうなっているか、などをチェックするのは大事だね。
なかなかカナ配列の構造を、
打ったことがない人が想像することは難しい。
僕みたいにいくつか渡り歩いていると、
見るべきところが大体わかってくるんだけど、
まったくやらない人がローマ字からカナにコンバートするのは、
怖さが勝ると思う。
なので、どこを見るべきか、
わかっておくと検討しやすいと思った次第。
参考にされたい。
2025年06月24日
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